マフラー




昨日、ふみはパパの自転車で登下園したけれど、今朝は、何日間ぶりの歩いての登園。
20℃にならない気温の中、「ママ、ふみちゃんのててを触って、ちめたいよ」ふみも私もやや薄着。
漢方には、“春捂秋凍”という考えがあって、春先はできるだけ厚着のままに、秋から冬には、薄着のままできるだけまで頑張る、というのが体にいいらしい。
あさっては立冬、さすがに少し服の枚数を増やさないと…と感じた。


しかし、ふみ、だいぶ丈夫になったね。しょっちゅう風邪をひいて、夜中熱をだして、肺炎にかかりそうになって一週間入院して…という1歳頃の時期と比べると、病気しないのが、いつの間にかもう当たり前のようになってるね。


ふみは、私とご挨拶を交わした方に、やはり顔が膝につきそうなおじきをして「おはようごじゃいまし」。たいがい誉められるので、ふみも上機嫌、「今日は帽子被らなかったね」と残念がって。帽子を取ってのおじきが、ふみにはセットになってるんだ。


誰かのおうちのベランダに、皮の剥かれてる渋柿がたくさん干してある。
「カラス食べるんだろうね」とふみは吊されてる柿たちを仰ぎ見てつぶやく。
「ママどうじょ、食べて」とふみは手を伸ばして柿たちに向かってつまむマネをして、つまんだ指のまま私に向けた。
「あ、嬉しい、ありがとう。もぐもぐもぐ、ごっくん、あ〜おいしかった」私は本当に干し柿の甘さを感じた気がする。
ふみは笑った。「ふみちゃんも食べるね」と言って、食べるマネしてさらに笑う。

ふみは、よくこういったマネをするんだ。
この前お迎えに行った時、保育園の玄関に、年長組の子どもたちが芋掘りしてる時の写真が貼ってあって、その子たちが描いた芋の絵もいっぱい貼ってあった。
ふみはそれらを見て、靴を履くの止めて、裸足で走って行って、絵の芋を“つまんで”来て「はい、ママどうじょ、お芋さんを食べて、おいしいよ」と芋をいっぱいご馳走してくれた。


最近ふみうちに帰ってきたら、保育園のできことを結構しゃべるようになってる。
「お昼は、先生は、味噌ラーメンだよと言ってた」
「今日はM君と喧嘩した。コンビカーのところで、M君は、あっち行って!と言って、ふみちゃんはあっち行かない!と言ったよ」
「今日はQ君を噛んだ」
「今日はNちゃんが、ふみちゃんの頭のぱ〜んと叩いたよ、玩具で」、見たら、確かにおでこが少し青くなってるところがある。
ふみは、こうやってこの世の中と、どんどんいろんなかかわりが増え、いろんな感情が芽生えて、いろんな気持ちを味わうのでしょうね。


ふみ、冷蔵庫から、以前発熱の時に買っていたゼリータイプの経口補水液を取り出して、「のみたい」と。「だめよ、お熱の出る時に飲むから」と言ったら、
ふみ「ママ、頭痛い、熱もある」と、わざとらしい苦しい表情を作ってみせました。
そろそろ消費期限だと見て、開けて飲ませました。とても喜んでました。自分の芝居が成功したと思ったのかしらね。


毛糸と棒針を買った。ふみにマフラーを編もうと思って。編み物なんて久しぶり過ぎる、とても懐かしい。