日帰り佐原
日帰りのバス旅行で、ふみと千葉の佐原(さわら)に行ってきました。
前日まで雨風でちょっと心配してましたが、当日は快晴で、風もなく、穏やかな朝を迎えました。
8時に出発。バスの中ではほとんど顔見知りの方で、だいぶ安心です。
発車したばかり、Sさんから朝作ったというおにぎりが回って来て、ふみはおいしいおいしいと、朝食を食べたばかりにも関わらず、真ん中の梅干しを避けて、おにぎりをぱくぱくと食べてました。
Sさんご夫婦は、自然食品に拘って、お野菜など全部自分たち趣味で作ってます。「自分で作ったものを食べ慣れると、もうスーパーなんか売ってる新鮮じゃないものが食べられなくなるのよ」と。
そうでしょうね。羨ましいわ。
高速道路に入って、朝の眩しい日差しの中、東京タワーが目に入りました。
ガイドさんの話だと、このタワーより倍の高さの東京を代表するタワーが今、建設中、浅草で。あと3、4年でできるらしい。
そういえばそんな話、テレビで聞いてたね。
倍の高さか。どんなエレベーターになるんだろう。
2時間ぐらい走ったら、「香取神社」に着いた。
まだ10時ですから、観光客もすくないです。
この九官鳥は、「おだんごおいしいよ」と言えて、テレビに出演したこともあるそうです。
みなさんいろんな声で「おだんごおいしいよ」と発して、九官鳥を誘導したが、無視された。
ここは草団子が名物。
神主さんがこの根菜を洗ってるのを見て、Fさんが「これは蕪(カブ)ですか?」と尋ねた。
「いいえ、大根です。この大根を鴨と…」
「あ〜鴨と煮るでしょう、おいしいもんね」とFさんが神主さんの話が終わる前に、なるほどという顔して言った。
「鴨と煮る?違います違います、供えるのです」。神主さんは笑いました。
私も笑ってしまった。しかし鴨と煮るなんて、いかにも中華料理が大好きなFさんの発想ですね。
鴨のお腹はさっきの丸い大根で、お腹の肉をスライスにして大根の周りに貼るのだと説明してくれました。
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「その祭りは明日で、残念ですね。神職が鴨をさばくんですよ」
残念かなあ。私にはちょうどよかったですけどね。あの形の鴨を見たくはありませんね。
境内の、樹齢千年を超えるとされている木です。
一千年か、恐れながら、シャッターを押した。
香取神社からまたバスに乗り、道端のこの空き家(?かな)がすばらしい。
もう一匹。こちらは茶色で、落ち葉かと思うほど。本人は枯葉になりすます。けど、ちょっと触ったら、すぐこの姿勢で構えて、怒りん坊の本質全開。
国宝を特別に見せてくれたが、私はあたりの木洩れ日に心を奪われる。
特別に本堂の中にも上がらせていただく。ふみはなぜかずっとハイハイ。
五体投地の意味かしら。
歩いて伊能忠敬記念館へ。
途中の小さい八百屋の人に聞いたら、これは全部カボチャだって。
喫茶店。わ〜風情のある喫茶店だ。ここでゆっくりお茶を飲んでみたいね。
伊能忠敬の地図と現在の地図を比べてみて、息を飲む大人たちのそばで、楽しくその場で知り合ったお友達と交流するふみであった。
「水郷」、「小江戸」と呼ばれる佐原。
記念館の向かいは伊能忠敬の旧宅。
大昔灌漑のためだそうで、今は観光客のため、一日何回かしかやらない。
佐原の町並み。なるほど「小江戸」だね。
蕎麦屋。
この店で、24本骨の蛇の目傘を購入。さす時は着物を着ないとね。
さよなら佐原。きれいな佐原。
バスは川村美術館前に止まった。途中、通り雨と遭ったが、着いた時はすっかり上がって、虹も出てきた。カメラに収められなくて残念。
でも館内の抽象的な絵、やっぱりわからないや。