金魚
ふみは、ママのブーツに自分の靴下を詰めるのをやめたが、代わりにパパの洋服タンスにいろいろ詰めることにしている。
知らないパパがタンスの扉を開けると、山崩れのように、ぬいぐるみ、玩具たちが…(*^o^*)
何が楽しいのかね、ふみ。
水に惹かれるふみである。
河、池はもちろん、水槽、金魚鉢、ちょっとした水溜まりまでも見逃さない。
この前、「メダカいるかな」と私の手を繋いで走っていった先は、お店の前に置いてるバケツだった。
覗いて見たら、汚い水と雑巾だった。
ふみと大声で笑った。
「名前なんていうの?」とふみは水槽を叩く。
「叩かない叩かない、叩いちゃだめよ」水槽にもサンタがくつろいでるというクリスマスムード。
ご飯を食べたお店の水槽。
この水槽は苔が主役、ほんのわずかの浅い水の中、メダカが元気に泳いでる。
こういう飼い方は初めて見ます。
店長さんとしばらく話をした。
魚を飼うのが大好きな方で、けど大きい水槽の約7リットルの水交換にもう飽きてしまったというか、疲れてしまったから、この飼い方にしたという。
苔に水を与えて、自然にメダカのほうへ流れる、それに時々霧を降らす機械も作動する。
「三越の上もこういう水槽いっぱいあるんです。あそこは三浦がやってるから、三浦はなかなかうまいですよ、高いけどね、百万したりするよ…」
三浦さんね、いつか話を伺いに行くのかしら(おそらくないでしょう)
話している間、ふみは玄関先の瀬戸物の金魚鉢の中の金魚を素手で掴もうとしている!
あぶないあぶない。