蠟梅と、大黒様
我が家のお正月休みは今日までの3日間。今日は北鎌倉に蝋梅を見に行ってきました。
昔、知人から一枝の蝋梅をもらったことがありまして、その色にも香りにも、すっかり魅了されたのです。
あれから毎年季節になるたびに、蝋梅を観に行こうとは思いますが、実現しませんでした。
東慶寺の蝋梅。
ほんわかした甘い香りと、象牙のような質感、やっと出会ったこの「素心蝋梅」。私にはちょっと感動的でした。
主人の望遠レンズ付のカメラを借りて、私はひたすらシャッターを押す。
ふみは、お花よりも、パパと発見したこの井戸に大興奮。
しかしふみは本当に水に惹かれるね。
三椏(みつまた)です。これも東慶寺境内にあります。
和紙の原材料として使われています。
きりがないから戻りました。
鳥たちも巣に帰っているのかしら。
かつて、亡き父親と東慶寺に行ったことがあります。友人に連れて行ってもらいました。境内の喫茶店でコーヒーも飲みました。しかしあれが13年前のこととは…。
三人でその喫茶店に入りました。
確かにここ。ここで父とコーヒーを飲んでました。
「物是人非」との一言です。
踏切は、ふみの好きな場所。都内では私は踏切ほとんど見ないですね。
電車に乗って一駅、鎌倉に到着。
鶴岡八幡宮にお参りを。
年明けて七日間、しかも平日というのに、参拝客まだたくさんいました。
こんなかわいいワンちゃんと出会う。
プードル犬だって。こんなに大きいプードルもいるんだ。
本当にかわいい。ラブラドールの次に好きかも。
境内で七福神による神楽の奉納が行なわれていました。
降りてきた時、ちょうど大黒様が、打ち出の小槌から縁起ものを振りだして、それを参拝客に振り撒き始めたのです。
こんな縁起のよいもの、私はぜひ頂きたいと思い、それを受取ろうとする人の浪に入ったのです。
行くところ行くところ、たまたまでしょうか、なぜか自然に道を開けてくれるように、なんと私はすっすっすっと一番前に行くことができました。
エビス様が年賀のタオルを振り撒いたあと、大黒様が縁起物を撒き始めた。
封筒に入ったものなので、なかなかタオルのように飛ばないのです。
大黒様がハハハと笑う仕草を見せ、手に持っている何枚かの封筒を撒いた。
そのうちの一枚が、ゆらゆらと空中から私の頭の上に降りてきた!!
私は本能的にその封筒を押さえた、同時に他の人の手も私の頭まで伸ばして、その封筒を取ろうとしている。
精一杯の力でその封筒を取られないように押さえ、確保した。
人混みから出てきた私の手が、大黒様が撒いたものを握ってるのを見て、パパとふみは目を丸くした。封筒の中身は神楽のシールでした。