鏡開き

今日は旧暦の12月十六、澄んでる夜空に真ん丸な月がキラキラ。

鏡開きの日でもある。
暮れから飾ってた鏡餅を、今朝お汁粉にして頂いた。
ふみは昨日から、鏡餅がかわいそうだと言っている。
「かわいそうじゃないよ。鏡餅はね、食べてもらえないほうがかわいそうなのよ」と言ったら、
「じゃ、鏡餅はずっと待ってた?」とふみの目はまだ多少疑いが。
「待ってた待ってた」と力強く答えてあげた。



新宿のツタヤから借りたCDを返すため、ふみと地下鉄駅へ向かう。
警察署の前に、何人かの警官とすれ違い、「おまわりしゃん、コート着てないね、寒くないかな」とふみが。
寒い寒い。だってベランダに夕べ干した洗濯物は、今朝見たら、軽く凍ってたもの。


「ママ、財布は持った?」
「はい。持ってます。ありがとう」
「ママ、カギ持った?」
「はい。ありがとう」
カギは持つよ、でないと戸締まりできないじゃない。



ツタヤに着いた。
今月いっぱいまで有効の半額券を持ってるから、何かを借りようと探してる時、
「ママ、トイレ」とふみが。
何でぇ!家に出る直前、トイレに行こうと何回も説得したが、固く拒否された。なんで今?
仕方なく急いでツタヤから出て、向かいの紀伊国屋書店のトイレを借りた。


紀伊国屋書店のDVDコーナーで、またこのポスターを、

寅さんね。私は寅さんシリーズが大好き。
ほとんど見たが、何回見ても飽きないのは寅さんね。
全巻だと19万いくらがする(割引入っても17万あまり)、高い、しかも全巻全部好きというわけではないから、バラで自分の好きな作品を少しずつ買おうと決めてた。
好きな小津映画のDVDもこの買い方だった。
久世演出の向田邦子のドラマは、全巻で買ってる。


今日は一枚買った。
お金を払ってる時、入口辺りに行ったふみは、急いで戻って来て、
「ママ、不気味なのがいたよ」
「不気味の?」ふみに連れて行って見たら、これでした。









昼ごはんは、うちに戻ってきてからのおでんだった。
ふみはおでんが大好き。
こんにゃくをパクパク食べてるふみに、
「こんにゃくは少しずつ食べないとダメよ。こんにゃくがノドに詰まって、死んだ子もいるの」(あれはこんにゃくゼリーみたいけど)
「こんにゃく食べて?かわいそうね。ふみちゃん行って抱っこしてあげればよかったね」
まっ、優しいですこと。
「抱っこするより、その子に、こんにゃくは少しずつ、ゆっくり食べるのよと教えてあげることね」


ご飯食べてから、ふみ、またふざけはじまって、いつまでもふざけてると、だんだん本人が興奮して、収集つかなかったりするから、
「ふみ、また調子に乗って、いい加減にして」。


するとふみは急に、片手の指をもう片方の開いてる手のひらから、何か付けてるように、ちょんちょんして、その指を顔にまたちょんちょん、まるで女の人がファンデーションでも付けてるような仕草。
「なにそれ」
「ふみちゃんチョウシ塗ってるの、チョウシ」
???
!!調子乗ってるのを、調子塗ってると理解したふみであった。
(^o^)/
私の発音がおかしかったのかしら。



今日の昼寝の時の子守歌は
「♪君がみむねに、抱かれて聞くは〜夢の舟歌、恋の歌…」
「ママ、蘇州夜曲だね」
\(◎o◎)/
いつのまにか、ふみはこの李香蘭の歌のタイトルを覚えたね。




夕飯の一品。長芋フライ。