水仙の香り

早いですね〜あと一週間でもうお彼岸なんですね。これで寒さはやっと引っ込んでくれるのかな。長かったね。
でも世間では暖冬暖冬だと騒いでるんですけどね。これが暖冬かしら。
冬はやっぱり沖縄で過ごしましょう。まあ、いつかあたくしも。


昨日は旧暦の15日でしたね。
夜空を見上げて気づいたのです。
うちでは旧暦が表示されているカレンダーがあるんです。
姉が送って来た卓上カレンダーです。


いつもふみの写真を姉のパソコンに送っています。
姉は、その写真たちから好きな12枚を選んで、お店に頼んで卓上カレンダーを作ったのです。

12の月に、ふみがそれぞれの季節に、笑ったり、遊んだりしています。


その中で、5月のは、アロハシャツ風の半袖を着ているふみが、シャボン玉をしようと、楽しそうにシャボンの液をかき混ぜています。
ふみはこのページが大のお気に入りで、今だにこのページだけ、めくるのです。
たまに私が、もうふみは忘れたでしょうと思って、現在の月のページにすると、すぐふみに“訂正”されるのです。


だから今は旧暦をなかなか把握できなくて。


今日は16日、月はまだ充分に真ん丸ですよ。


この前、保育園から帰って来たふみが、
「ママ、今日ね、H君を噛んだよ」
「?! 誰が?」
「ふみちゃんが」
「なんで?!お友達を噛んだらダメじゃない。なんで噛んだのよ」
「だって、H君が悪いもん」と、ふみは少しも反省の意がなさそうです。

「たとえH君が悪いとしても、暴力は絶対ダメよ。暴力で相手を征服しようとやっぱり限界がある。言葉は?言葉、言葉で物事を解決しないと…」
「なんで?」とふみは口では言ってますけど、実際は本当に話しの訳を知りたいでもなく、適当な返事だけだとわかります。


そうでしょうね、暴力だの、問題の解決だの、まだふみにはわからない話しでしょうね。


「ね、ふみ、今、H君のママ泣いてるね」
「なんで?」この時のなんで?は、ふみ真剣な顔で言っています。
「ああ〜〜かわいそう、Hちゃん、痛そうね。かわいそう、誰が噛んだの?痛いでしょう、ママは悲しいよ、悲しい〜ママの大事な大事な息子が、あ〜悲しい…」

泣き声をだしながら小芝居をして、見ているふみの顔がだんだん暗くなってきました。
とくに「ママは悲しい」を聞くたびに、ふみはとっても落ち着かないようすでした。


「もう噛まないから。H君、痛くないよ」とふみは言いました。


翌日保育園から帰ってきたふみは、嬉しそうに、「ママ、H君の腕、何にもないよ、もう」と、自分の袖をめくって、手首の少し上のあたりを指さして教えてくれました。

それはよかった。
噛んだのは手首の少し上のあたりなんですね。



昨日お迎えに行った時、ふみは砂場でスコップで砂を掘ったりしてました。
部屋の流し台で、男の子が先生に顔や目を洗わせていました。
どうも砂をかけられたみたい。

処理が終わって、男の子がまた部屋を出て砂場へ行こうとしました。
「だいじょうぶ?」と私は聞いたら、
「だいじょうぶ」とその子が答えて、「ふみ君がやったの」とさらに一言。
まっ、びっくり。というか、ちょっとショック。


ふみを連れて、そばにいる先生にあやまりました。


「いいえいいえお母さん、よくあることですよ。お互いに。砂って、難しいんです。特にこの砂はまだ新しいから、軽くて、別にわざとじゃないですから。スコップのコントロールまだうまくできないし、べつにふみ君は悪くないですよ…」



保育園からでて、スーパーへ買い物に向かいました。

途中、ふみにずっと言い聞かせていました。
砂遊びの時、気を付けてよ、お友達の目や口に入るとかわいそうだし危険だから。

最後ふみに指切りげんまんで約束してもらいました。


スーパーで、また砂のこと思い出して、「砂は本当に危ないからね」と思わずまた口にしました。
するとふみは、
「さっきも言ったよ、指きりもしたのに」と。



そっかそっか。
しかしあぶないな、わたし口うるさい人になりそう。
気をつけないとね。
嫌われたら、肝心な話しも聞いてくれなくなりますね。



今日は、ふみの髪にいっぱい砂がありました。(+o+)


仕方がないことですね。
そういえば以前も、ふみの入った後の風呂場、底が砂だらけの時が結構ありました。



スーパーの生花コーナから買ったお花。

名前は忘れました。
香りは水仙にそっくりです。