三寒四温

暖かい一週間が過ぎ、今日の夕方から冷え込んできた。
花冷え。
でもこれでサクラは長持ちするんだって。





ふみは最近“お相撲ごっこ”が好きになっている。
四股を踏んで(これはなかなかきれい)、塩を“撒いて”、
「ママ言ってあれを、あのお相撲の前に言うあれ」
「西〜 ふみちゃん、東〜…」
それから相撲をとる。

ふみは大抵手足の動きが早く頻繁過ぎで、お相撲らしくない、
しかもすぐ倒れる。
倒れたままで「ママ、ふみちゃんが勝った?」と聞く。
倒れたから負けたよ〜



「ママ、一つ話があるの」とふみはすでに眠くて目もろくに開けないのに。
「なに?」
「うん、えっと、今日ね、××公園で遊んで、L君とふみちゃんが、えっと、水のおしゃかながいて、ふみちゃんが捕まえて…」(それで今日のふみの靴が濡れてるんだ)
「そう?すごいね。捕まえたお魚をまた水に放した?じゃないとかわいそうよ」

「うん。ねママ、また一つ話しあるの。あのね、公園で、お兄ちゃんのボールふみちゃんが見つけたの…」

「ママ、また一つ話しがあって、今日ね、保育園の玄関のお魚はないの、水もない」(たしかに、あの水槽なぜか空っぽだった、先生に聞かなくちゃ)


毎晩、夕飯後ふみはパパと遊ぶ。
それからパパとお風呂に入って、出てきてから絵本を見たり、パパとアイポッドのイヤホンを片方ずつ耳に入れ、歌を聴く。
その為パパはいろんな子供の歌をアイッポドに入れてる。

ふみはそのおかげで、「帰ってきたウルトラマン」の歌を三番まで全部正確に歌える。さんざん保育園の先生に感心されてた。


私がお風呂から出てきた途端、ふみは「ママ〜」と走って来る、
「ふみ、ベッドで待ってて」
「ふみちゃんはここでママを待ってるの」と、ふみは両手を後ろに組み、壁に背もたれして大人しく立つ。


「ふみ、早くベッドに行ってね、10まで数えたらママも行くから」わたしは手早く顔に保湿クリームを塗る。


電気を暗くしてベッドに行ったら、ふみは両手を広げて、
「ママ〜 ママはふみちゃんだ〜い好き?」
「だ〜い好きよ」

主人は笑う「毎晩だな、これで一日終わったなって感じだね」

そう、毎晩このパターンね。


こうやって書いてみると、これがシアワセっていうことかな。