花冷えが続く

寒い寒い。今日も寒いや。本当にイヤだ。寒いと体の具合が悪くなるからのせいか、とにかく寒いのは心からいやだ。



朝市の帰りに、ふみに、
「やっぱり御苑に行く?寒いからやめようか、うちで遊ぼう」
ーー昨日ふみと御苑に行くと約束したんだ。

「御苑に行きたいよ。寒くない、ふみちゃん、風を倒してあげるから」



ふみの勢いか、風は本当に弱くなった気がする。
わたしはババシャツを加え、ふみにはコートを着せ、歩いて御苑に向かう。
地下鉄二駅ぐらいの距離は、今のふみにはお茶の子さいさいって感じかな。


「ラブちゃん〜」と走っていくふみ。



ラブちゃんは今日はなぜかいつもより落ち着いてておとなしい。
ラブちゃんの頭や首を撫でながら、思わずいろいろ話しを掛けてあげたわたし。
「ラブ、寒くない?寒いの嫌よね。毛布掛けてあげようか」

黙って聞いているラブ。

ラブの目を見ていると、わたしの話はきっと伝わったと思う。



ふみもラブちゃんに、
「ラブちゃん、ラブちゃんのパパは?ラブちゃんまたお留守番?」としゃべりかけてた。

ラブの飼い主のこと、ふみが勝手に“ラブちゃんのパパ”と呼ぶ。



別れの時、ふみ、ラブのホホあたりに、チューしたよ。かわいい。





寒い中、御苑はお花見の人が多かった。



さくらは、木によってこんなに咲き乱れているのもあれば、

「あ、散った」



まだ2、3分咲きのがほとんど。





それでも楽しそうにお花見をする人々。



子供はなんだって楽しい。




さくらは永遠に水に恋しいね。



夢中に写真を撮っていたら、後ろからふみが、
「もう行くよぉ!」と呼んでくれた。

「は?あ、はい」



お花は、来週いっぱいまで持つそうで、来週週末にお花見に行くわ。




夕飯、久し振りに作った蒸し餃子。
生地の5割近くが蕎麦粉。

ふみもパパもおいしいおいしいと食べてた。わたしはあまり味がわからない感じ、なんで?風邪の前兆かしら、いやね。