立夏とは言え
連日の雨模様。空気もひんやりしてきて、もう「立夏」が過ぎてるというのにね。
今朝、ゴロゴロする雷の音で目覚めた。
ふみと雨の中に保育園へ向かう。
近所の小さい公園を通る時、ふみは、
「あ、公園もびっしょぬれだ」と立ち止まった。
「本当だね」
連休前から、熱っぽかったのだけど、うちで休んでいられないから、ふみを連れて連休らしく過ごした。
気が張っていたためでしょうか、微熱も気にするほどなく、それなりに元気だった。
けど連休も終盤を迎える時、熱も上がってきて、のども痛い。
また扁桃腺炎だなと思いながら、鏡でのどを見た。自分でも確認できる白い潰瘍の点々がいくつか…。
扁桃腺、持病のようなものですね。
二年ぐらい前に、そのために高熱を出して、声も出ないどころか、呼吸も困難の状態で、さっそく3日間入院した。
その三日間は、朝から晩まで抗生剤の点滴で、やっとおさまったのであった。
先生に、「疲れるとまた暴れるからね」と警告されたけど、その後ちょくちょくなったりするが、すぐ診てもらい、大事に至らなかった。
連休明けの朝、さっそくいつも行っている耳鼻科で受診。
喉を診た先生は、即五日間分の抗生剤を処方してくれた、「高熱だしたらまた前回みたいに入院したりするとたいへんでしょう」と。
本当、高熱出てなくて助かったわ。でないと今の時期、高熱はややこしいね。“最近南米から帰ってきたばかり”じゃなくても、勝手に病院に行っちゃダメだとか。ややこしい。
早めのお薬のおかげで、だいぶ治ってきた。
しかし本当なら抗生剤なんか安易に飲まないほうがいいでしょうね。
昔わたしだって、そうしてた。
けど小さい子がいると、もう病気と闘う余分な体力なんかないもの。病気はお薬にお任せ。とのことにしている。そうすると治るまで体力を無駄に消耗することもなく、その分、子供の相手ができるから。
仕方ない仕方ない。
その後、雨また降りだしたけど。
ふみの保育園での作品。
もちろんふみがやったのは、ベタンベタンだけでしょう。
小さい字で書いてるのは、ふみの言葉、「ママのごはんおいしい」と。
へぇ〜
本当かな、周りの誰かがそう言って、ふみもそう言ったんじゃないかな。
だってふみはママが作ったものにお野菜が少しでも入ってると食べないもの。薬味のネギも。少しでもダメ。
そうしたら何を作ったらいいのかわからないもの。
わたしの作ったご飯の、ふみが唯一(っていっていいほど)好きな、よくリクエストするのは、大根・人参・豚肉の蒸し餃子なんだ。
その餃子なら、大根も人参もネギも、形が見えても全然平気。
そうだ、最近ふみは食パンやナンなどの小麦粉製品を好む傾向がある。
そうしたらわたしの出番だわ。小麦粉のふるさとの生まれだもの、まかしとき!
カーネーションのつもりのこの絵を見て、
「ふみ、この絵はなに?」
「これ?ママへのおみやげ」
「どうしてママに?」
「好きだからでしょう?」
「じゃ、ちゃんとママに渡してよ」
ふみは両手でこの絵を持って、「おつかれさまでした」とわたしに渡してくれた。
「でも名前はK先生が書いたよ」と追伸。
わかってるよ。
ふみ最近よくわたしを噛む。もちろん力を入れてないけどね。
「なんでママを噛むの?人を噛むとわんこになっちゃうよ」
「好きだから噛んでるよ」
何の理屈?まあ、わからなくてもないけど。
「噛まれると痛いよ」とわたしは言ったら、
「痛くてもガマンしてくださしゃい」とふみが。
なんでよ!
えぇ〜こんな素敵な月夜なんだ。
そうか、明日は旧暦十五、満月だもんね。
こっちでは、やっと雨の音がしなくなったところ。