音楽教室

四日間ぶりに晴れました。気持ちよく洗濯物を干して、嬉しくなってしまいます。
洗濯物が、うちのあっちこっちにかけてあると、うっとうしいもの。


晴天の明るさで、ふみは6時前に目覚めて…。
勘弁してほしいよ本当に、せっかくの休みの日というのに、一日休めるとは望まないが、せめて朝はゆっくりさせてよぉ〜


けど、そういうのには、まったく関係なしのふみは、盆であろうが正月であろうが、朝早々起きてしまうよね(@_@;)


アジサイ、何日間の雨で、ますますお美しくなられて。


アジサイの手入れをしようとする時は、ふみ、いつも玄関からサンダルをベランダまで持って来て一緒にやろうとします。
それはいいんだが、けど大概その後はふみが箒を持って“お掃除しる”と言って、ほこりを揚げて、ママに叱られる、という始末です。


今日は駅前のヤマハ音楽教室の見学の日です。
先月申し込んだが、結局、見学の日というのはできず、今日の正式の授業の日に、わたしたち一緒に参加して見学することになりました。



前回見学の申込みに行った時は、ふみが廊下から教室を覗いて、ちょうど何人かの子供が先生のピアノまわりに立って、一緒に歌を歌ったりしてました。
歌好きなふみはとても興味を示して、「今やりたいの!」とねだってました。



一ヶ月も前のことだからでしょうか、今日になってふみは、まったく乗り気がないです。
「行きたくないっ!」と言うばかりです。
「キャンセルだって、言いに行かないと」などとごまかして、(キャンセルは前日までだよ)ふみとうちを出ました。


暖かい。風もなく、昨日の湿度も残ってあって、生ぬるい空気です。

「疲れたよ。坂はイヤだよ。疲れた。のど渇いた」とふみは極端に消極的な歩き方をしています。
「なにを言ってるの。前の保育園の時、毎日坂を上って長い時間歩いてたんじゃない。それでふみちゃんはだいぶ丈夫になったわけだから。今はダメね、少し歩いただけでもう疲れたなんて、なさけない」
「だってふみちゃん疲れたんだよ。だってしゃ、坂はイヤだから」
「若いのに、なさけないよ」

と言ってるうちに大通りにでました。
のどが渇いたと言うし、教室の時間にまだまだですし。スターバックスに入りました。

アイスココアを飲むふみ。


普段お菓子やジュースなどの甘いものをあまり与えてないから、ふみはこういう時、顔中幸せ溢れって感じ。




教室は、わたしたち含めて三歳児生徒8人で、付添の親で16人です。

それぞれエレクトーンの前に座らせ、女性の先生が前に小さい子に対して笑顔いっぱいで身振り手振りに簡単の歌に従って、リズムを取りながら、ジャンプや、そっと歩く、ダッシュなどの動きを、みんなで一緒にやるのです。
「石がごろごろ転がってきたよ」と、みんなは音楽のリズムでジャンプ・ジャンプ・ジャンプジャンプジャンプする、今度はカスタネットを渡され、石が転がって来る音をリズムを合わせて、カスタネットで音を合わす。
今度はエレクトーンの前に戻り、その石の転がる音を、拳でエレクトーンの鍵盤の上で表現をする。


ふみは一緒に足踏みとか、手でタンポポの真似をする仕草とか、一緒に歌ったりするのは、さほど興味ないようです。よその子たちのようにノリノリは全然ないです。
つまらないかしらね。
「ふみ、どうした?」とわたしは密かに聞いたのです。
「おもしろくないもん。ママ、ふみちゃん、朝ごはん、パンにソーセージ挟んで食べたね」と小さい声で答えてくれた。


唯一喜んでたのは、ジャンプ、もう出番だって感じで、わたしの手を掴んで高くジャンプして大喜び。
あとはエレクトーンを触れる時もです。でもよく観察してみると、エレクトーンを弾きたい、音色を楽しむより、そのたくさんのボタンがたまらない感じでした。
機械のボタンが大好きなふみは、エレクトーンのたくさんのボタンに嬉しさを隠さないようす。

あ〜音楽、無理かね。歌は好きでしょうけど、こういうお勉強は(お勉強ほどでもない、みんなで一緒に楽しむ)、なかなか向いてないかもね。
だから正式に申し込むかどうか迷ってしまって、本人に聞いたら、「また来たい」、「もう来なくていい」との繰り返し。訳わからないや、乗り気ではないのは確かなようです。


どうしようかな、説得すればまた行くでしょうけど、どうかね〜 来週以内返事しなくてはないらないです。どうでしょうね〜


建物から出たら、入口にさっきの一人の女の子が泣いてる、その付添の父親がわたしたちを見て、「あ、帰りたくなくて、またやりたいって…」と。
へぇ〜そこまで好きなんだ。すごいね。

ふみを見てみると、あっさりした顔。


「ね、ふみ、音楽教室じゃなくて、お絵描きの教室にする?」
「いやだ」
「じゃふみは何教室がいいのよ、なにをやりたいの?」
「ショベルカー教室!」
出た!!(+o+)


もう12時過ぎたし、「何かを食べて帰ろうか」
「うん、ふみちゃん、さっきのうどんがいい」とふみが。
来る時一軒のうどん屋さんに通った。ずっと前に一回食べたことがあって、なかなかおいしいところでした。

そのうどん屋さんに行ったら、お昼とのことで、満席です。
隣のラーメン屋さんを覗いたら、カウンターが二席が空いていて、入りました。

ラーメン屋に入るのは、二年に一回あるかどうかですね。
このラーメン屋さんは割と有名です、太陽ラーメンと言って、真っ赤な色です。
かといって辛いわけではなく、トマトの赤なんです。


テレビ番組の取材も受けて、タレントの写真が貼ってあります。


味は悪くないです。
ラーメンというより、パスタに近い、スープパスタって感じ。麺も細い。


店長らしき男の人は、胸あたりに「矢沢永吉」との名札を付けてます。
なんでだろうと思った時、隣に座る女子高生三人組の一人が「何なの?その矢沢永吉は、本名?」と尋ねたのです。

「う…ん」とその店長はちょっと考えるふりして、「どうだろうな、どうも、矢沢永吉です、みたいな、ははは」


ふみは意外にもそのラーメンをおいしそうに食べているのを見て、
「ふみおいしい?よかったね」
「うん。おいしい。でもね、お椀がちょっとつまらないけどね」とふみが。


?!全面的に評論しようとしてる。


それより、音楽教室、どうしようかな。