ぼー!!

音楽教室のある日なんだ今日は。


毎回は歌で始まるのです。
「♪こんにちは、お友達、こんにちは、先生…」と。歌の間には、先生が子供たちの名前を呼んで、呼ばれた子供は、手を挙げて、「は〜い」との形です。

何日か前から、ふみは、手を挙げながら、
「今度ね、ふみちゃん名前呼ばれた、“パオ〜”と言うよ」と。

“パオ〜”とは、DVD中の象さんの挨拶です。

「え?本当?」
「うん!ふみちゃん呼ばれたら、パオ〜」と、ふみは腕を振って象さんの鼻をマネします。


いざ教室が始めって、最初の歌が始まる時から、ふみはほっぺをエレクトンの蓋において、前を向かないのです。

また何を考えてるやら。


しばらくして、ふみは声を密かに、
「ママ、今日ふみちゃんパオ〜と言わない、次言う」


ほほほ、それを気にしてたんだ。
言わないほうがいいよ、そのほうがいい。



前回より、ふみのリズム感がだいぶ出てきたんです。
止める時もピタッと止められるようになって、よかったなと思いました。


タンポポ」という歌に、拳を開きながら、口では“ぽっ”と言って、タンポポの開く音をやさしく表現するという。


子どもたちみんなたちは上手に“ぽっ”と小さい声で言ってる中、
“ぽ”じゃなく、“ぼ”と言う子がいます。ふみです。
しかもやさしくではなく、大きい声で、「ぼーっ!! ぼーっ!!」と。
隣で座ってるわたしすらびっくりするほどのボリュームです。


なんなのよ、(@_@;)


まあ、見守るしか(-_-)


今度はみんな前にでて、先生のピアノに合わせて歌う番だ。
ふみは、前に立っても同じく、まわりの優しい「ぽっ、ぽっ」の中に、「ぼぉー!!ボォー!!」と歌ってました。

ま、いいっか、ふみは、ちゃんとみんなと一緒に歌えてそれでいいじゃないと思い、諦めた時に、ふみが急に一人だけ、お散歩のようにのんびりして、席に戻ってきた!

えぇぇ〜みんなまだちゃんと先生の周りで立って歌を歌ってるのに?




その後ふみに、なんで戻ったかと聞いたら、
「だってふみちゃん、席に帰ろうかなと思っただけ」
?それだけ?! 自由だな〜



席に戻って、何事ないようにテキストを見るふみ。



今日は、ふみが思い出すたびに、頭を左右に軽く振りながら、
「ショコラ〜」と言うのです。
J君のマネでしょうね。でもJ君の「ショコラ〜」は、もっとささやくのようでしたね。