鬼灯

保育園のプール開き以来、お天気が悪くて、なかなかプールで遊ぶことができなかったようです。

今日は雨がなくて、朝から「今日はプールができますよ」と先生たちに言われてた。

ふみと下園の道で、「園長先生は、プールで、お酒と、お塩で、こうやって撒いて、お清めしてたよ」と、ふみはそれらしい動きをしながら話す。

この頃のふみは、帰り道で、その日の出来事を楽しそうに話してくれるんだ。

「今日ね、公園に行って、雨がボツボツ降ってきたの。トツゼン、ざーっと降ってきて…」
突然?!
へぇ〜ふみいつの間にかこんな言葉も使えるようになったんだね。

「雨降ってきて、N先生が、園長先生待つ?と言って、みんなは、帰る!って言って、走って帰ってきたの、びしょ濡れになったぁー」

そうか。
雨の中で、あの小さい子たちいっぺんに走り出す光景は、想像するだけでも、かわいいわ。
それを一生懸命話すふみもかわいい。

七夕が過ぎて、保育園から、みんなに笹飾りを分けてくれた。
ふみはそれを風呂場の窓辺に飾った。

葉っぱが落ちたりするから、わたしはふみの目をぬすんで、それをゴミ箱に捨てた。

夕飯のあと、洗濯物を畳んで、わたしは、ふみに紙屑を捨てるように頼んだ。
よくふみに「これ捨ててくれる?」と頼んだりする。ほとんどの場合ふみは心地よく応じてくれる。
その時ふみも同じく「は〜い」と言って、紙屑をもらって走ってゴミ箱のところに行った。

すぐ戻って来ないからどうしたのかと見てみたら、ふみは、ぼーっとゴミ箱の前に立って、中を見ていた。
しばらくして、ふみは風呂場へ走って行って、すぐ出てきた。

「ママ、七夕の笹は?」
「え?あ、あれよ、七夕が過ぎて、あの笹はもうお空に飛んで行ったんじゃない?」
「ゴミ箱にあるんだけど」
「そ、そっか。ゴミ箱ね。あれよ、あそうだそうだ、ママが捨てたの。なぜなら、七夕が過ぎたら、早く笹を捨てないと、織り姫はもう、帰り道がなくなるから…」

饒舌になっているわたし。


なんとかふみを納得させたようだ。
ふぅー 冷や汗(´∀`)


この一週間はヨガ教室の“土用稽古”、なんとか頑張って付いてる。


ふみはたびたびわたしに挑戦状を下す。





鬼灯(ほおずき)を買った。
東京では、そろそろお盆ですね。