上の階に住んでいるご夫婦は、ドイツにいる娘さんの子育てのお手伝いのため、しばらく向こうで暮らすことになりまして、この前、ご丁寧に、お別れのご挨拶に見えたのです。

二、三日前、わたしは自分の本を差し上げました。
(書店に並ぶのは7月下旬だそうですが、先日、著者用の本がもう届けられた)

今日、その奥様からのお手紙がポストに入っていました。


…家の中の片づけと、旅の準備で心身共に疲れ限界で、空港に送るスーツケースに寄りかかりながら、ふと「淡い雲の…」が目に入り、本を手にしました。やさしい言葉でさりげなくとっても大事な事がつづられていて、一気に読み終えてしまいました。
人って、疲れすぎると精神までおかしくなって、今日は朝からため息ばかりでした。
それが、いただいたご本で、「自然治癒」されました。
もっともっと色々なお話をうかがいたかったです。

と書いてありました。

手紙は、もうノートしかないそうで、ノートのページに書いたものでした。

ちょっと嬉しかった〜
“読者”からの第一声ってことかな。お手紙、大事にします。

書店に並べられてからも、読者から、このようなご感想が頂ければいいなって思って。


今日の夕飯、茄子・じゃがいも・インゲンの塩味煮。
玉子ときゅうりの炒め。
ふみは、見事にどっちも食べないのでした。
野菜が入っているからと。

「毎日カレーでいいのに」とふみが。
本当に、インド人になりゃいいのに。


夕方、窓から蝉の声が聞こえてきました。今年初めてですね。