大暑

夕飯後、ふみは、パパとお相撲したいと言って、ずっと相撲をやっていました。

ふみが“勝った”あと、パパは勝利インタビューを行います。

「今の気持ちを誰に一番さきに伝えたいですか?」
「…ママでし。はい」となぜかふみの声は小さく、口ももぐもぐして。
「この賞金は、何に使いたいのですか?」
「え、えっと、お金で、ショベルカーを、…」ふみはまだもぐもぐして。

「ふみ、賞金で、パパとママと温泉旅行に行きたいと言って」と、わたしはふみの耳に素早く囁く。

するとふみは、
「え、え、賞金はパパとママと温泉旅行につかいまし」と、やはり声はだんだん小さくなる。


体力を使ってからは、今度は頭脳を使わないと。




集中してしばらくやったら、
「次は〜よつや、よつやでし」と鉛筆電車を走らせ始めた。

鉛筆が電車模様なのが悪かったでしょうか。



また急に顔を描くのが気にいったよう。
今までは人を描いてると言っても、なにかの微生物しかみえないが、今日は、なんと、

上手じゃん!


さらに、

かわいいじゃん!


この何日間、雨か曇りで、今日は「大暑」だが、30℃なかった。