神保町で

日本のうどんに、どうしてお塩を入れるのか、いまだにわたしには不思議で仕方がないです。
どうしてでしょうね。
小麦粉を主食とするわたしの故郷では、うどんは、家庭料理の定番で、とくに夕飯なんかは、一番簡単に作れるのがうどんです。


小麦粉に水、それだけです。
日本に来てから、買ったおうどんに含まれている塩分にびっくり。それに、不可解。



何年か前に、神保町にある上海料理のお店で、手延び麺を食べて、とってもなつかしくおいしかったので、それ以来ちょくちょく行っていました。


ここ一、二年、行ってないです。

ゆうべ、急に、その手延び麺が食べたくなったわたしです。


今朝、ふみに、「神保町に行こうか」と言ったら。
「うん!」と、ふみは知らない町にいつも興味津々なんだ。


市ヶ谷駅まで、歩いて行くことにした。


これ、なんの木?たくさんのいんげん豆みたいなのが実っていて、ふみとしばらくこの大きな木を眺めてました。




いかにも秋!って感じね。


あ、鯛焼き屋さん!そういえば鯛焼きをずっと食べてないわ。鯛焼きはやっぱり寒い時期でないと。

ふみは食べたい食べたいと言って、二人店内に入りました。
鯛焼き2匹、お水とお茶。


ここの鯛焼き、餡子がたっぷりで、おいしい〜



2人は1匹しか食べられなかったから、1匹を連れて一緒にお散歩。


ここも鯛焼きさんに見せてあげましょう。

ほら、目がまん丸になったでしょう。



「ふみ、今、誰か知り合いに会えばいいね、鯛焼きを差し上げましょうね」
「うん! 誰も来ないね。知らない人ばっかりね。ね、ママ、鯛焼きを売ろうか」
「え?売る?はははは、いいね、で、いくらにしようかな」
「百円で〜し」
ふみのお買い物ごっこの中では、値段に関しては、ほとんど100円で片付けてますね。


休日のテニスコート



ふみは、サイレンを鳴らして走っていく消防車に気を取られる。



少年野球をちょっと見て、

ふみは大声で「あ、空振りだ!」と言うから、さっそく違う場所に連行。



しかしこの堀の岸のさくらは、もう枝しか残ってませんね。ここだけを見ると、もう冬かと思うほど。




市ヶ谷から地下鉄に乗って、神保町に着いた。
雨ぱらぱらと降り、ますますヒンヤリとなってきました。


ここだ!その上海料理店。



これだ!手延び麺。

ふみは「縄跳びみたい〜」と大喜びでした。

その場で延ばして、あっという間に普通のうどんの細さになって行く。


長〜い、長〜い。

だから中国人は誕生日に“長寿麺”と言って、うどんを食べるのにこだわるんだ。



古本屋巡り開始。








わたしは小津監督のコーナーの前に足が止まる。


これも興味があるね〜




緩やかな坂を登り、歩いてお茶の水駅へ向かう。
楽器店が何軒もある。


ゲームソフトのお店?



おいしそうなケーキ屋さん。



どこかの大学の学園祭。

この奇妙な格好をしている学生さんたちは、ふみに、
「おいで、触れるよ、ほら、こんな大きいおっぱいだよ」と。


ほほ、大きさいろいろの揃えてる。
ふみを見てみたら、
「いやだ、行かない。ぶきみ」と泣きそうな感じ。

不気味?はははは、たしかに。


今日も結構歩きましたね。でも、ふみにもわたしも平気さ。



その木は、調べたら、槐(えんじゅ)らしい。

槐か〜故郷にはあったんだけどな〜