鼻水
大塚に着いて、駅から出るまでずっと前を歩いたのは、チベットのラマ二人。
なぜか、わたしはよくラマに会うこと。主人もびっくりする。
駅に出たら、路面電車の線路が、
路面電車ね〜 東京ではまだ乗ったことがないのよ。鎌倉の江ノ電は乗ったことがあるけど。
今度ふみを連れて乗らないと。
夜、ふみを寝かしてる時、腕に寝ているふみは、急にこそこそして、それからにこにこして、
「ママ、ちゃんとお掃除してね」と、なんだか笑いを我慢してるように見える。
「ふみ、今、鼻水をママの袖に塗ったね」と、わたしはよくわからないが、そう直感した。
今までふみは、こういうのやったことがないし、だけどなぜかそういう直感があった。
ふみは我慢できず大笑いした。
当たったね。
「いやよ、信じられない」と言いながら、わたしは母親のわが子に対する“直感”にびっくりした。