うんどうかい
今日は、曇っていて、暑くも寒くもなく、運動会日和なんだ。
パパはお仕事で見に行けなくて、お弁当作りに朝早く起きた。本人の気持ちでしょう、行きたいのでしょうね、かわいそうに。
時間通りふみと行きましたら、すでにほとんどの人もう来て、シートを敷いて、場所を取ってた。
ふみたちは、すぐ自分の組の椅子に座らされ、親と全然離れてる。
遠くから見たふみは、ちゃんと椅子に座って、手はお膝。時たま隣りの子と何かを話して、ふみは急に立ち上がって、身振り手振りで、なにかふざけてる。
またすぐ座るけどね、そして、手をお膝。
わたしは首にカメラをぶら下げ、手にビデオ。
なんとかまあまあうまくこなしたってとこかな。
ふみは並に動いてた。走ったり・ジャンプしたり・ケンケンしたり。
しかしふみは成長したな〜、去年の運動会、終始泣いてたもんね。
毎年恒例の、年長組の素手素足で竹を登る競技。
一人ずつ保護者が前一列になって、自分の子に応援の言葉をかける。
中の一人のお父さんがマイクを持って、一生懸命登る我が子に、
「そうだ、その調子、頑張るんだ。どうした?自分を信じるんだ…」と、どんどん台詞っぽくなってきて、会場の爆笑を誘った。
また一人お父さんが「頑張れ〜」と言った途端、途中まで登ってる娘が即「そういうこと言わないで!」と冷静に言った。これもまたみんなが笑った。
集団のが終わったら、一対一が始まる。本当に真剣にやってる親が結構いて、とっても笑えた。
途中で、「疲れる疲れる」とのお父さんの悲鳴が聞こえてくる。
ミーアキャットになったふみたちは、幼児らしい動きで、とってもかわいい。けど、それは写真もビデオも撮れなかった、わたしも競技に出てるのだから。
ハイエナの頭をかぶってるお父さんたちはハイエナになって、かわいいミーアキャットを襲う。
お母さんたちはミーアキャットを守りながら逃げ回る。
それから先生はハイエナと談判し、タイヤ引っぱりで競争をしよう、もしミーアキャットたちが勝ったら、ハイエナたちは消えていくこと。
ハイエナたちはその条件を飲んだ。
さあ、競技開始。
わたしの番、ふみをタイヤに座らせ、ついてる紐を引っ張って走る。思ったより速かった。
ハイエナたちは気合入れすぎて、「スピードをちょっと落として」と注意された。
お弁当の時間。ふみはお弁当が大好きで、おいしそうに食べながら、
「パパにお礼を言わないとね」と言った。
「えらいね、ふみ」と言ったら、
「うん。ママこれ食べて、おいしいよ」と、ささみのから揚げをわたしの口に運んだ。
いい子ね、ふみは。
お弁当時間が終わって、親子のフォークダンス。
ふみはふさけてばかりで、まじめに踊りません。
最後は本園と分園の先生全員が出て、ピンクのスカートで踊ってました。
そばにいるふみは、口をぼかんと開けてしばらく見てたら、
「先生たち、どうなってるの?」と言った。
でもすぐ、担当の先生の名前を呼んで、応援した。
集合写真を撮って、
運動会、無事終了。
ふみは“ご褒美”をおねだり。帰りにスーパーに寄って、ふみはペロペロキャンディーを選んだ。
昼寝はいつもよりずっと遅くて、わたしも一緒にうとうとして、いつの間にか、眠ってしまい、目覚めてたら、なんと、外は暗い!
もう夕方で、日が暮れたんだ。