流れ星

今日は17℃まで登り、暖かく、風もない穏やかな一日でした。
明日は8℃も気温下がるそうです。ひぇ〜



ふみの去年のダウンコートはもう小さくなり、来月は寒い北京に行くし、今日はふみとダウンコートを買いに、新宿へ向かって出かけた。
もちろん歩いて。


途中、隕石など売る「宇宙村」によることにした。

ここは、たまに覗いてみてる。ちょっと怪しげだけど、わたしには、ちょっとおもしろいところなんだ。

流れ星の欠片や、骨董品の花瓶や、パワーのすごい石や、仏像など、いろいろおいてあるよ。


最近、やたらと大きい仏像が入って来て、わりときれい。

今日は、経営者の方がいた。宇宙村の村長と言っていいかしら。

“村長”は身にいろんな“隕石”を付けて、そのパワーで70歳でもお肌がツルツルスベスベだと、“村長”は袖を捲って腕のお肌を見せてくれた。
本当だ。白くてキメ細かいわ。


大きい隕石を見せてくれた。
触ると脳波が変わって、α波がいっぱいでてくると、データがいっぱい書いてある紙を出して、丁寧に説明をしてくれる“村長”。

「坊や、触ってごらん」と、“村長”は特別にふみに親切に指示、
ふみは従順そうに手を恐る恐るその黒い塊に置いた。
わ〜っと、ふみはいかにもα波出たという顔をした。


隕石は、石っぽいでもない鉄っぽいでもない、ちょっと黒く光って、磁石を置いたら、物凄い力でくっついて、全力で離そうとしても、なかなかできなかった。
さすが宇宙の流れ星!


「こんな大きい隕石、落ちる時は危なくなかったんですか?ちなみにどこに落ちたんですか?」
「アフリカとか」
アフリカ、なるほどね。あの広い大地なら心配ないわ。でもライオンたちはさぞ驚いたことでしょう。


「前は、仏像はこんな大きいのなかったですね」とわたしは聞くと、
「あ、今は仏像ブームだから、入れたんです」と“村長”が。


その時、不注意にふみは仏具の一枚の金属板を蹴って、
「申し訳ないです」とわたしは慌てて謝ると、
「お怪我はないですか?だいじょうぶですか?」と村長が。

この優しさも、宇宙パワーの一つよ、うん!間違いない!


「これは、本当にロケットをお造りになったのですか?」と、わたしは、若き“村長”がロケットの前にいる“20歳に作ったロケット”という写真を指さす。

「あ、50年も前のことだね」と“村長”は淡々と。
「で、発射したのですか!?どこに向かって?」
「発射はしませんよ」

そ、そうですよね。


あ、あのスプーンを曲げるイギリス人のユリなんとかの写真も。
「あ、あれね、ついこの前に、隕石を買いに来たから」と、“村長”はやはり淡々と。
(@_@;)


さっそり隕石一個を購入。

幸運を持たしてくれそう〜


お店から出た、ふみは腕を延ばして大事そうにその小さい隕石の入ってる袋の端を掴み、「パパにおみやげにしよう。すごいよ、流れ星だよ」と。
「そうね、流れ星、あ、聞いておけばよかったね。しし座だったらパパの星座だけどね」



歩いて新宿へ、GAPでふみにダウンコートを買いました。
ふみは赤いの選んだ。理由はもちろん、「シンケンレッド」

これで安心。これからは今の中綿の薄めのコートは保育園に置きっぱなしにするわ。外で遊ぶ時着るように。ね?ふみ、着ないと鼻水が止まらないから。



街角の睡蓮。