新年快楽
よいお年をというより、今の時間は、もう
明けましておめでとう ですね。
パパはふみとお風呂を入り、ふみの大好きな「ロボット・カミイ」を読んであげた。
頂いた絵本「ロボット・カミイ」は、ふみの最近の大のお気に入り。結構長いから、途中やめようとすると、カミイの“ビー玉ぐらい”の涙に負けないほど、ふみは涙をぼろぼろと流す。
でもパパはお仕事があるから、行かなきゃならない、ふみはその絵本を抱きしめて、
「パパを待つの、パパが帰ってきたらまた読んでくれるの」と、ソファーでわたしと一緒に紅白を見る。
あの英国から来た歌姫スーザン・ボイルも歌ったね。
さすがの歌声。
でもまさか歌の内容は本当にタイトルの通り、最後まで「夢やぶれて」とは。
東洋的な考えじゃちょっと考えられないね。せめて最後は人に希望を与えないと。
だんだんあくびが止まらなくなったふみを説得してベッドへ移動、
「パパはもうしぐ帰ってくるの?」と聞きながら、ふみはいつの間にか眠った。
わたしも眠った。
目覚めたら、もう年が明けちゃって、除夜の鐘を聞いてないなんて、初めてじゃないのかしら。
パパは夜中に帰って来て、パーッと起きてしまったふみと一緒に眠った。
夜空に満月だね。