おなかを

携帯で撮った公園の木蓮のつぼみ。


今日は平成22年2月22日、“2”がいっぱいで、良い日のようです。

わたしは2という数字が好きで、勝手に自分のラッキーナンバーと思い込んでます。

今日は、別になんもなかったや(^_^)v

「何があってもスマイル、何にもなくてもスマイル」
いつか、なんとかスマイル推進会の車が、このセリフを流しながら走ってたね。
いい言葉だと思った。
今日のブログ、22:22で乗せた。



今日は週明け、保育園の布団や毛布のカバーをセットするので、早めに出ないとダメなの。
出かけようとした時、ふみは急に、
「ねね、連絡帳にあの柔道の写真を貼った?」
なんの話?全然聞いてないけど。「貼ってないわよ」。
「貼って、貼りたいの、貼って貼って」
「時間ないよ、まだ印刷もしてないし、昨日言えばよかったのに、今はもう無理だから、あした貼ってあげるね」
「いやだ、今。貼って貼って、貼りたいの、柔道の写真」、ふみは泣きそうになってる。

あ〜〜冗談じゃないよ〜〜
仕方なくパソコンを立ち上げて、プリンターと繋ぎ、ふみの怒ってる顔の柔道着写真を印刷する。


出てきた写真を連絡帳に貼って、ふみは嬉しそうにそれを持って、ずっと眺める。
保育園に着いて、いつもさきに連絡帳を籠に置くふみなのに、連絡帳を持って、うろうろして、落ち着かない。
自意識過剰だぞぉふみ。
おかげで財布の件を先生に言い付けるのは、とうに忘れたみたい。
ほほほ、頑張って写真を印刷した甲斐があったわ。


夕方お迎えに行くと、入口に、ちいちゃいMちゃんがいた。よく寒い時ふみのお布団に入るMちゃん。
「ふみ君は、奥にいるよ」
「そう、ありがとうね。Mちゃん、今日もかわいいね」
褒められたMちゃんは、とっても嬉しそうに笑って、そして、服を捲って、お腹を見せてくれた。
あははは、かわいいぃ〜Mちゃん、手を伸ばしてMちゃんのお腹を触ると、Mちゃん大笑いし、さらに服を捲ってお腹を見せる。

なるほど低月齢のMちゃん、Sちゃんなんかと比べると、全然幼いね、かわいくて。ふみと同じことするわ。
Sちゃんは、とうにこういうのしないよ、ずっと大人よ。
半年の差は小さい子にとって、大きいことですね。

ふみが走ってきて、
「ね、ママ、今日ね、お隣公園で遊んで、コートはね、着なかった。あ、違う違う、ボタンをしなかっただけ…」
ふみが話してる間、Mちゃんはずっとふみの背中を叩いてる。どんどん一生懸命、力を入れてるように見える、けどふみは、ちっとも気にしてない。


笑いたいのを我慢してた。まったく同じ光景が、ふみと憧れの半年上のSちゃんの間にあった。
ふみは身長も自分より高いSちゃんを、いつも叩いたり、抱きついたり、ホッペをつねったりするけど、Sちゃんはあまり相手にしていない。

なんだかおかしくて、面白くて。
ふみは、身の丈が自分と会っているMちゃんといると、いつものふみになっている。舞い上がってもないし、へこんでもない。
Mちゃんと遊んでればいいのに、気楽なのに、でも、やはりちょっと手の届かないところにいるSちゃんを憧れ、たびたび傷つき、諦めが悪く、また立ち直って近付こうと頑張る…。

ふみよ、打たれ強い人間になっておくれ〜
(^_-)



広州から帰ってきて、ふみがよく口にするのは、Tお兄ちゃん。
姉の息子です。
「Tお兄ちゃんは何をしてるかな」「Tお兄ちゃんにまた会いたいな」と。


Tお兄ちゃんは、とっても純粋で心の優しい子なんだ。
言葉が通じなくても、ふみはそれをちゃんと感じてる。

「Tお兄ちゃんに会ったら、またゲームのじゃまをしたいな」とふみは楽しそうに笑う。

Tお兄ちゃんがゲームが大好きで、その大好きなゲーム機をいじる時、決まってふみは、じゃましに行く。
Tお兄ちゃんに抱きついて、頭を無理やりにお兄ちゃんの腕の中に入れ、ゲーム機の画面を覗いたり、お兄ちゃんの首にすがったり。
けどお兄ちゃんは、ふみに一回も怒ったことがない。というかTお兄ちゃんは、世の中の誰に対しても怒らないんじゃないかな。怒ってる姿が想像つかないほど。

あまりにも我慢できないと、わたしに、「おばさん、ふみを…」、ただそれだけ。


ふみはどこに行ってもTお兄ちゃんと手をつなぎたい、Tお兄ちゃんのそばに座りたい。


3年前に行った時、羊のしゃぶしゃぶを食べてる時、T君は食卓で、
「子羊は言いました、どうしてわたしを食べるんですか?と」って、言ったことがあります。

知人の方がそれを聞いたら、「将来、宗教家になれるんだね」とおっしゃってました。


今回も、もう小学生のT君は、ふみの手を繋いで池のそばの小道で歩いて、ふみが平気で石畳から外れて、草の上を歩く。するとT君は、
「草だって痛いよ」と、静かな口調でふみに話をかけた。


「ふみ、Tお兄ちゃんのどこが好き?」
「う…ん、目だね」
何回聞いても、ふみはこう答える。


自分が何をやっても怒らないのは、ふみにとって、Tお兄ちゃんは初めてなのかもしれない。




そうだ、ふみの、野生動物園での、大きな鳥さんを肩に乗せた写真、印刷をしないと、明日朝に言われたらたいへんだから。


「スロースロー、クイック」と、ふみは急に言いだした。
へぇ〜いつの間にか。
「ふみ、ママとダンスを習おうか」
「いやだ、スロースロー、おしり、クイッククイック、うんこ」とふみは言いながら大うけ。
バカだな。ふみはまだこういった系の言葉に大興奮なの。
明日、Mちゃんとそう言って二人で鼻水を垂らしていっぱい笑ってください。
きっとSちゃんは、(あ〜しょうがないガキだな)とあなたたちを冷ややかに見てるわよ。




寒い冬と違って、ネイルはもう濃い色は自然にしたくなくなってる。
淡いピンクなど、春らしく、指先が気分をうきうきさせてくれる。