ケーキを買って

昨日に引き続き、夜中また何回か目覚めて、寒気のような熱いような。
それに、昨日からの、まるで服に小さいトゲが付いてるような、あっちこっち刺されてるみたいな感覚がする。
ーー何年か前に、帯状疱疹になった時の前兆と一緒。


NHKのラジオ深夜放送を聞きながら夜が明けて、ふみを保育園に入れたら、病院に行くと決めた。

今朝起きて、体温は37.7°。

ふみは、ご飯やお風呂以外は、変身用ベルトを付けっぱなし。
心が満たされたお陰で、ふみは機嫌よく、おりこうだった。
いろいろお手伝いもしてくれた。
今まで嫌がってたコートのボタンも、積極的に全部自分でかけた。


保育園へ。部屋で毛布カバーをセットした後、お見送りをどうしてもと、またふみも玄関までついてきた。
「ママ抱っこ」
ふみを抱っこして、ふみはわたしの首を抱きしめる。
「大好きよ、ママの宝だもの、大好き」
ふみは喜んで足をバタバタさせる。
ーーいつものこと。


別れる時、「ママ、タッチ」と言うふみは、「4回、ぼく4歳だから」と言って、いつも4回より遥かに超える。


保育園から出て、病院に行った。
扁桃腺やリンパは腫れてるけど、まだ化膿はしてない。一安心。
何年か前に、急性扁桃腺炎で三日入院して、重湯しか食事を摂らせない上に、朝から晩まで抗生剤の点滴をうけるという辛い思い出があって、あれはふみがまだ小さい時だったので、半分過労によるものと思われる。


「疲れると扁桃腺また暴れるからね」とその時に先生は警告したね。


帯状疱疹の前兆のような感じを先生に言ったら、そういうのやっぱりありますと。

帯状疱疹のウイルスは消えない、ずっと体内に潜んでて、体調もよく、免疫もちゃんと働いてる時は、出番がないが、体が優れない時は、そのウイルスは出てくる。


それは勘弁して、なにがなんでも勘弁してもらわないと。
抗生剤の点滴を選んだ。

抗生剤の点滴は、体にダメージあるのは違いないけど、効き目が早いので、
これで熱は下がるし、喉の腫れも引くんだから。


30分以上が経って、点滴終わり。

もともと胃が丈夫じゃないわたしは、これで胃へのダメージも半端じゃないなとため息つく。

まあ、入院よりはいいから。うん。


でも抗生剤は、もうやめる。わたしは漢方薬局に寄った。
菊を買った。
乾燥した菊は漢方薬になる。
杭州菊は、肝臓の疲れを取って、目の病に効く。
野菊は、解毒。いろんな体の毒を。
だそうです。
野菊を購入、その足で出勤。

昼過ぎ、寒気はだいぶ取れて、ぼーっとした頭も少しすっきりしてきた。
点滴の功労か、野菊の功労か、両者両者。


処方された抗生剤は、思い切ってやめることにした。野菊で行こう。



今日は3月8日、国際婦人デー。
中国にいる時は、全国的に女性は半日休みをとる。


勤務先では、女性にいろんなプレゼントを配らなきゃならない、一番経営悪いところでも、少なくとも映画券ぐらいはくれる。


学校では、昼から女性教員はみんないなくなる。

3月8日、とても喜ぶべき日なんだ。


という訳で、わたしは自分にケーキを買った。

さくらロールケーキ。中は小豆餡。
さくらのほんわかした香りと小豆の上品な味付け、とってもおいしい。


ふみは、食べながら「眠いの」と。昼は寝てないらしい。



今日は雨はなかったのだけど、寒さは変わらなかった。
明日も最高気温6℃。もう…