花まつり

天気予報通り、今日は強風は相変わらずだが、午前から、雨が降ったりやんだり、この嵐によって、電車や飛行機も運休になった。


花まつりに参加するため、徒歩で会場のお寺へ行こうと思ったが、やはり風が強く、地下鉄にして、一駅で着いた。


お稲荷さんのお弁当を頂き、ふみはお稚児さんの衣装に着替え、お化粧もしてもらい、ふみは、喜んでた。



特に口紅を付けられてから、なぜかすぐおちょぼ口になって、喋る時の動きが不自然になり、やっぱりお化粧は、どんな人にとっても、特別なことというか、気を引き締めることなのかもしれません。


パレードは無理になった。嵐だもの。バスで移動することになった。

お稚児さんが多くて、衣装やお化粧や記念写真など、時間がかかる。
パパがわたしたちのところに来た。
本堂から出て、屋根のあるところにいて。生温い風が吹いて、目の前に、大きいソメイヨシノが満開。


思わん三人でお花見を楽しむ一時でした。


バスで本来パレードの目的地のお寺まで行って、そこの座敷で、お稚児さんたちは、ずっとぬいぐるみたちと遊んでた。



本堂で地域の各お寺の僧侶たち(このあたりは寺町とよばれるほどお寺が多く、相当な人数のお坊さんが集まる)がお経をあげ、お稚児さんは行列して生誕仏に甘茶をかける。花まつりのメイン。



最後、マジシャンの登場、伝統的な手品もあれば、なかなかなものもありました。
お稚児の一人の父親のアメリカ人に上がってもらって、ショーはさらに笑いと拍手が絶えないところへ進んだ。




風船をたくさんもらい、うちに帰って、もらったおみやげの大きい手提げを開けて、
わ〜こんなに!

お菓子から、ノート、鉛筆から、目覚まし時計から、コップ、玩具など、ふみは大喜び。



中に入ってるお釈迦様の誕生についてのお話を、わたしはふみに読んであげた。
自分は劇団員じゃないかと思うほど感情を入れて、声色を変えたりして読んでやって、さすがふみは真剣に聞いてた。
わたしの動きも真似して、夢中にやっているわたしが、ふと、ふみを見てみると、
ふみは、人差し指を舐めて、ページを捲る仕草をしている。とっても真面目。何回も何回も。
あ"−わたくしの真似だわ!


指を舐めてページを捲るなんて、見かけるだけでもちょっとイヤだったのに、知らずに自分もやってるとは…。

ふみがちゃんと見てるんだから、気をつけましょう。あ〜冷や汗だわ〜


夜、お風呂に入るふみは、素っ裸で、両手の人さし指をそれぞれ上と下に指し、
「てんじょうてんげ、ゆいがどくそん」と言った。

笑ってしまった。ふみ、読んでるお話しをちゃんと聞いてるじゃない。


天上天下、唯我独尊。