みやこわすれ

今朝の霧雨の中で、外からこのお花を摘んできて、仕事先の一輪差しに生けた。


同僚がこれを見たら、「みやこわすれだね」と。

みやこわすれ、都忘れ、なんてきれいな名前なんでしょう。


お花の名前は、意味がピンと来ない長いカタカナの外来語より、
都忘れ、十二単、沈丁香、彼岸花、…
響きもよい、雰囲気もすぐ伝わってくる。

ちなみにこの「都忘れ」を調べたところ、
名前の由来は、承久の乱にて佐渡に流された順徳天皇がこの花を見ると都への思いを忘れられるとの話によるとされ、この由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」などといわれる。


しばしの憩いですかー。この可憐な花を見ていると、都への思いを忘れさせるのですね。お花は、人の心を癒してくれることは、昔も今も変わりはない。




朝食の玉子かけご飯、ふみはよほどおいしかったのか、おかわりして食べてました。