護国寺

ふみは順調に回復に向かってます。
ほっとしました。


今朝、パパとザリガニの水を換えに公園に行ったふみは、ザリガニを掴もうと、結局失敗した上に、ザリガニにサンダルを挟まれたそうです。
なかなか機敏なザリガニです。


ザリガニザリガニって、名前もないのがさびしいから、ふみに、名前を付けてっと頼んだが、
“みよちゃん”(お友達の妹の名前)だったり、お友達の名前だったり、真面目に考えてくれません。
最後は、“太鼓君”と言い出し、「二つ鋏で太鼓を叩けるから」とふみが。


「太鼓、いい名前じゃない」、けど間もなく、“太鼓君”が、“マグロ君”になっちゃった。
ぐるぐる変わって、と言う訳で、未だにあのザリガニ君は名前がないんだ。


風邪の症状がだいぶ消えていて、次は体力を付けなくちゃ。
ふみを連れて、おでかけすることに。
「ふみ、ほんとうにダメなら言ってね、いつでも帰ればいいからね」


今日は三十三観音札所巡りの第13番の護国寺へ行こうと思って。
地下鉄で、一回だけ乗りかえて、それに護国寺は駅のすぐそばだから、そんなに疲れないはず。


笹に短冊、へ〜え、駅はもう七夕が待ち遠しいんだ。

いろんな人の、たくさんの願い事を読み、ふみの健康の願いでも書こうかなと思ったけど、これからは観音さまのお参りに行くんだし、いっか。


乗り換え含めて全部で4駅、近い近い。
ふみは、眠い眠いと訴える。

体調がまだ万全じゃないのもあるけど、シロップのせいもあるわ。咳止めのシロップには、眠くなる成分が入ってるから。


護国寺に到着。




不老の門。



さらに本堂へ。



「誰?この人は」本堂に行く前にこっちが気になる。



「ママ早く〜」



護国寺は、真言宗豊山派のお寺です。
さすが4百年近い歴史があったことで、境内は広く、本堂の如意輪観世音様も国の指定文化財です。
江戸三十三観音札所巡りのポスターに写ってる観音さまがそれなんです。


国の文化財ですから、普段は公開しないため、お姿は拝見することができなかったのですけれど、
広々とした本堂には、いろんな仏像があって、ゆっくりお参りができました。
観音さまに、ふみの健康を、いっぱいお願いしました。


ご朱印帖を書いてくれた若いお坊さんは、ふみとわたしに、立ち上がってお辞儀してご挨拶をしてくれて、とてもいい感じでした。


建造物も僧侶もご立派な護国寺でした。



時々眠そうにしているふみだけど、よくついてくれたわ。
少しつらいのもあるでしょうけど、これは早く体力回復することに繋がりますよ。




昼寝から起きたふみは元気そのもの。なんとかレンジャーの剣を持って、戦い続けてました。

月曜日から保育園は、問題なさそうですね。



玄関の絵を換えました。
一目を見たら、「竹久夢二の絵だね」とふみが。


ほ〜。すごいね、ふみ。
夢二の絵展にふみを連れて行ったのは去年ですね、確かに。
つまらなさそうに見えたふみだったが、夢二絵の雰囲気が、ちゃんと頭に入っていたんですね。

なんでも、“無駄”っていうのはないでしょうね。なんらかの影響は残るっていうことですね。