残暑に負けずふみ



ふみをお迎えに行ったら、ふみ、まるでプールから上がったばかりのように、髪がびしょびしょ、
それが、汗でだって。

お昼寝から起きて、おやつを食べて、それから少し遠いところに遊びに行ったって。

足は、蚊と思うですけど、に刺されて、膝から足首まで、凄まじい痕が!
膝には、擦り傷が何ヶ所が、ジャンプして転んだと。

うちに帰って、まずシャワーを浴びさせた。


「その遊びに行った遠い場所には、ひまわり(5歳児)と一緒に行ったの?」
「ひまわりは行ってない、すみれ(3歳児)を連れて行った」
「へぇ〜、列に、ふみは誰と手を繋いでたの?」
「Kちゃん」
Kちゃんかー、Kちゃんはすぐ近所のいつも指をしゃぶってる女の子で、お兄ちゃんはついこの前卒園して、今はピカピカの一年生。

「Kちゃん、言うこと聞いてた?」
「うん。ずっと指を、こうやってなめてた」ふみは薬指と中指を口に入れて見せる。
「なるほどね」
「でもKちゃんは、水をぱしゃぱしゃかけてくるの、俺、ちょっとやめてって言った」

「で、Kちゃんはどうした?」
ふみ、急に爆笑し始め「Kちゃん、こ〜んな顔をして見せた、あはははは…」、白目を見せ、口を尖んがらせて、2秒も保たないうちにふみはまた爆笑する。

そんなにおかしかったんだ、Kちゃんが作ってみせた顔は。
Kちゃん、いつの間にかもう面白い女の子に成長したね、ついこの前まで、赤ちゃんだった気がしますけどね。


最近、のり巻きを作って食べるのが、ふみの“マイブーム”となっています。

お皿に、味付けのりを敷いて、その上にご飯を載せ、ぐるぐる巻き、美味しそうに食べる。

朝食では、パンにソーセージや玉子を挟み、「サンドイッチだ」と喜んで食べたりもする。


でも、うちではやはりお野菜を食べてくれませんね(=_=)。
保育園の帰りではよく、「今日はお野菜を減らして、でも全部食べたよ」とふみは言う。
保育園の給食は、食べる量を、減らすか減らさないかと、子供たちに聞くことにしてる。

担任の先生にも、ふみ君は今日、茄子も食べられましたよと話してくれたりします。

いつかうちでもお野菜を食べておくれ〜





この後ろ姿は、近所の交差点に、ほぼ毎日出てきている女性占い師です。
街頭に小さいテーブルを置いて、ランタンを点け、インドかどこかの民族衣装のような緑の装いで、頭にも緑の帯を纏い、手相と面相をみるのです。

昨日の保育園の帰りに、ちょうどその人と並んで交差点に向かっていました。

全部の道具は、あの二つの大きいかばんの中でしょうね。

後ろ姿で想像しにくいでしょうけど、バブル時代のような濃い化粧しています。


その方を見かけるたびに、興味が沸き、よほどみてもらおうかと思うほど、
けど、場所も場所だし、他の保護者に見られると、わたし自身はいいけど、ふみに迷惑をかけることになるんじゃないかなって、
ガマンします。


いろんな人生があって、世の中は楽しいものです。


月末に、富士山のあたりに、自衛隊の実弾演習を観に行きます。
自衛隊の知人が教えてくれて、頼んで申し込んで、ふみを連れて行くつもりだったが、ふみは、パパの帰省日程が急に変わったことによって、行かないことに。
実弾演習には、わたしは他の知人と行くことになりました。
出発は朝早いうちですから、今年は残暑も厳しそうですし、ふみは行かなくて返ってよかったのかもしれないわ。

もう少し大きくなったら、また申し込んで行けばいいわ。



今日は父の命日の十日、三人でお経をあげました。