再開
一昨日の夜、ふみに、「明日どこに行こうか」と聞いたら、
「う…ん、観音さま、もう回らなくていいの?」
三十三観音のお札所巡り、猛暑が始まってから、中断してるもんね。
けど昨日は、また蒸し暑くなって、30度に上昇、プラス湿度、じめじめして、ふみもわたしも出かけたくなくなった。
もう暑さは懲り懲り、なのにしつこいね〜
昨日は一日うちにいて、中華の酸辣湯麺(サンラータンメン)を作ったりしてた。
野菜たっぷりでも、ふみはおいしそうにいっぱい食べてくれた。
ふみは夜、パパとお散歩に出かけて、走ったり、はしゃいで帰ってきた。
わたしは結局一日中、外に出なかった。だって、もう暑いのは、ほんとうにイヤ。
今日は曇ってるから、いくらか過ごしやすいから、10時前ふみと出かけ、日比谷線に乗り換えて、人形町で降りた。
雨、急にパラパラ、日傘の下にふみと身を潜めながら、三十三観音第三番、大観音へ。
本には、わざわざふりかなで“おおかんのん”と書いてあったので、通りかかったいかにも地元の年配の女性に、「すみません、おおかんのんにお参りに行きたいのですけど」と尋ねると、
「だいかんのんだね?だいかんのんはね…」とあっさりと訂正された。
大観音は駅に近いところにあった。
ふみがインターホンを押してくれて、窓口まで出て下さった女性に朱印帳をお預けして、ふみと本堂に上がってお参り。
この頭部だけの大観音は、毎月17日しか公開しないことになってる。
お参りが終わり、朱印帳を頂く時、ふみはお寺の女性の方に、
「ありがとうございます。あのね、どうしてこのお寺はお煎餅のにおいがするの?」
びっくりして、(ふみ〜なにを言いだすんだ)
「あははは、よく気付いたね、あのね、この隣りはお煎餅屋さんなの」
「そうなんだ、醤油煎餅のにおいしますね」とふみが。
笑いながら女性は、「これからはまたどこか回るんですか」
「できれば5番の大安楽寺に、と思って」
「どうやって行くんですか?」
「地下鉄だと思って」
「あのね、この大通りに沿って、ずっと歩くと、う…ん、子供の足でも、10分ぐらいで着くと思うよ」
そうなんだ。地下鉄は一駅ですから、そう離れてはないと思ったけど、なんせ道が分からないしね。
ふみと歩くことにした。
パラパラの雨は上がった。
「虫いる」とふみはほんとうに虫好きだね。
大安楽寺は徳川幕府の牢獄所在地でもある。
十一面観音は拝見できなかった。本堂の外からお参りした。
三連休、これで終わりだ。