秋晴れ
ふみの辞書に、“歩く”という概念が消え、その分、“走る”か“ジャンプ”を代用してるみたい。
外だけではなく、うちの中もこの状態です。
助走して、ジャン〜プ、ベッドの上。
そのたびにベッドが悲鳴あげる。
でもその悲鳴も、わたしの「ふみ、ベッド崩れたら寝る場所なくなるよ」との無力なつぶやきと同じく、ふみの耳に入らないようだ。
もう、このつぶやきをよそうと思った。無駄だもの。
ベッドが崩れたら、また買えばいい、というか、崩れてから考えりゃいいや。
ふみの“はしゃぎ”は、ふみの“普通”状態ですから、いつか、落ち着いてるのが“普通”の日がくるの待つしかないでしょうね。
また寒い朝を迎えた。雨が降って、北風がヒュルリーララ、
暑いのはもうイヤだとは確かに何回も何回も言ったけど、なにも一気にここまで下がらなくたって(∋_∈)
ついていけなくて、とうとう風邪ひいてしまったみたい。
くしゃみ・頭痛・怠い。久しぶりね風邪なんて。
今朝、ふみは少し落ち着いてる時間があった。
昨日、大哺乳類展で、パパに買ってもらった海中の生き物たちをお皿に入れ、わたしの前まで持って来て、
「ここには、食べていいのと、見るだけのと、プレゼントするの三つあります、選んで下さぁい、いらっしゃい〜」
「じゃ、そのインゲンみたいなの下さい」
「だからインゲンじゃないよ、うつぼだよ」
「これは?」
「しゃけ」
「しゃけ?サメっぽいんだけど」
「しゃけサメっていうの、食べられるよ」
「へぇ〜、しゃけと言って、サメなんだ、本当?」
「本当よ。べにしじみって言うのは、蝶々よ」
「へぇ〜べにしじみ、何となく想像できるね、その蝶々は」
あとでパパに聞いたら、そのサメは「タイガーシャーク」。
ふみ、シャークをシャケと思ったのかな。
(タイガーシャークはイタチザメ。パパが調べたらサーモンシャークって
いうのも本当にあった。よく鮭を食べるから、そういう名前が。)
ふみはよくパパと魚や昆虫の図鑑を一緒に見ながら、パパからいろいろ教わる。
魚も昆虫も、わたしはほとんどわからないや。特に魚、なんせ海のないところで生まれ育ったんだから。
玉子、洗剤、パン、場所がバラバラ、近所と言っても、結構時間かかってしまった。
青空になって、陽射しは眩しいが、気温は低いまま。
買い物から帰って、まもなく、またふみを連れてスイミングスクールへ。
振替を利用したから、二日連続になった。
終わった時、先生が出てきてわたしに、
「合格です。ふみ君はとっても上手ですよ」と。
ふみは15級から14級に進級できました。
12級になったら、帽子は赤に変わります。
ふみは早く赤い帽子になりたいと言って、進級できたのに、他の子ほど興奮してない。
「慌てることないよ、年内に赤い帽子になれるのもいいほうよ」
「ねんない?」
「あ、お正月前」
「え〜」ふみは、やっぱり少しがっかり。
そのまま、ふみと、ふみの靴下を買いに電車で新宿へ。
靴下は、ボロボロか、片方保育園で無くしたか、ろくなのが無く、気がついたら、あと3足しかないから。
ふみ、デパートでも、はしゃいでばかりだった。
昼寝もしてないし、スイミング終ったばかりだし、まだエネルギーが余ってる?
時々少しぼーっとなったなと思ってたら、あっという間に充電完了。