立冬

今朝うちを出て、先に走っているふみに、
「おはよう」と一人の警官が挨拶してくれました。

昨日も同じでした。

横浜でAPECが開かれるので、こっちも警備をしないと、とのことらしい。

たいへんですね、会場の警備だけではなくて、違うところで何かをされたら、同じく困ることですものね。


ご苦労さまです。




電車に乗って、水道橋で地下鉄三田線に乗り換えるために、この堀の上の橋を渡ります。

普段よく電車の車窓から見るこの堀、水道橋からゆっくり眺めるのは、初めてなのかもしれません。
落ち着いてるものですね、この小春日和の中の堀は。


ふみと、こども動物園に着きました。
この動物園は、公園の一角で、子供たちが動物と触れ合うことができる場所があります。


中に入ったら、ほっほー、これはこれは、山羊や羊たちは普通にそこらへんにうろうろしてるじゃないか。ちょっとびっくり。

思い出すたびに、塩を舐めに来るヤギさん。

本能的にミネラルを補給しているね。


ふみは少しの迷いもなく、動物たちに近づく。

あっという間、ふみは当たり前のようにヤギと平和共存。


モルモットの抱っこへも。


ふみはモルモットの抱っこはこれで二回目かな。
そんなに積極的ではないが、苦手でもない、という感じかな。
ふみの膝の上で、モルモットもゆったりした時間を過ごしてるっていう様子。


でもふみは、やっぱりモルモットの抱っこより、山羊のように高いところに登るのが好き。

ここから亀さんがもっとよく見られるから。


ベンチに一人で坐っていたら、この方がやってきた。


反芻しながら、じーっとすぐ近くにそのままいて。

わたしはわたしでのんびり坐って、山羊先生は山羊先生(ひげを見たら、せんせいと呼ばざるを得ない気がして)で、そのまま口をもぐもぐさせて反芻する。


なんだかおかしいね、けど、すぐ慣れた。山羊先生とこうやっているのも、山羊先生のやや強烈のにおいも。


「あれ?山羊先生、瞳が、丸くないね」
山羊の瞳って、少し太めの“ー”一本の線ですね。初めて知りました。
あまり山羊先生に近づくから、山羊先生、多少警戒したのかしら、反芻をやめ、わたしの次の動きを察知しようとする。

これは失敬。離れた途端、山羊先生はまたもぐもぐと始まる。

あ、ちょっと笑ったね?わたくしのことをヘンだと思った?



乗馬はふみにとって初体験だわ。

怖がってましたが、意地で乗ってしまって、それで楽しくなった、って感じ。



ニンジンのスティックをもらい、餌やりをするふみは、大喜びだった。



夜、酉の市の神社からの音楽や騒ぐ音に誘われ、ふみはどうしても見に行くと言い出して、パパと、走ってうちを出た。


「こうやって踊ってた」帰って来たふみは、能舞台で舞踊を披露したらしいご婦人たちを真似して見せた。
ははは、いやいや、きっともっと優雅なものですよ。


パパがふみと組んで、夜道でこんな“怪獣”を作って、写真を撮った。



今日は立冬ですね。