ほしいものは




夕べ、知人からメールがあって、夜、双子座の流星群を見られますよ、と。

ちゃんとした流星群は、わたしはまだ見たことがないの。
保育園の連絡帳などを書いてから、このあいだ録画した、今年見そびれた元日の《相棒》2時間スペシャルドラマを見ることに。
12時過ぎたら、うとうとし始め、結局肝心な犯人は誰だったかさえ(∋_∈)。
ベランダに出て流星群を眺めるなんて、とてもじゃないけど(>_<)
流星群、なかなか縁がありませんね。


今朝、パパは普通に朝食を食べ、出勤した。あれ?ふみに仮面ライダーオーズのグッズが入手できないとのことを、話してないじゃない。
もう〜早く言わないと、ふみの期待は日々膨らんで、かわいそうでしょうに。


「ふみ、オーズのベルト、もう買えないの」
「えぃー、どうして?!」
「欲しい人、多過ぎで、工場の人が作っても作っても間に合わないから、だって。」
「ええ〜〜〜」
「ね〜日本はそんなに人口ある訳でもないのに、けど品薄で買えないなんてことが、よくあるの、本当に不思議」
「じゃ、中国に行ったら買える?」
「そりゃ買えるよ。中国では、みんなが欲しがるものを、何がなんでもいっぱい作るもん、品薄で買えないなんて、商売する気ないだけよ。あ、あとあれよ、日本人は中国人と違って、品薄で、貴重で、予約してやっと手に入る、との状況が、大〜好きみたいよ。一日何個限定だとか、予約販売だとか、そういう言葉に嬉しいからね」

「ふふん…中国はいいね」
「それはね、そうも言い切れないけどね」
「どうして?」
「ものはたくさんあるけど、本物と偽物があって、日本はほとんど本物だけど…」


正規版や海賊版って、子供には難しい話なのね。


とにかくふみはオーズのベルトが買えないとのことを理解したようで、
「じゃ、ゴセイジャーのバンバンでもいいよ」と、思ったよりあっさりと立ち直ったわ。


しかも「ママ、スーパーのあの海苔とかの棚に、ゴセイジャーのバンバンあったよ、あれでいい!」
スーパー?しかも海苔のコーナー?子供向きの景品付きの海苔かなにかかしら。

「いいよ、新宿の電気屋さんから、ちゃんとしたの買うよ」
「あれでいい、あれでいい、今度一緒にスーパー行こう、教えてあげるから」

へぇ〜、ふみはスーパーに行くたびに、さりげなく装って海苔コーナーをチェックしてるんだ。そして何事もないように、また離れるんだ。その光景を想像すると、微笑む自分がいる。

それでいいのよ、欲しいものに対して、それが一番なのよ。



夕方、ふみとU君を連れて柔道へ。
先週、ふみの耳下腺炎で柔道を休んでたせいか、U君、今日も泣いてばかりだった。
あ〜〜

やっと泣きやんだU君は、こんなふうに、リラックスをしてる。

もう、どうなるんでしょうね〜 いつかやる気が出て来るのでしょうかね。せっかく柔道着も買ってもらったのにね。


サクラが咲いてたのは、ついこの前の気がするんだけどね。



午後から、雲は怪しくなり、風も冷たい。明日、気温は一桁になるって。