真冬到来

疲れたのかしらね、体調はイマイチ。
お休みをいただき、お昼からはソファーに横になって、テレビをぼんやり眺めては、うとうと、その繰り返し。
できことなら、何日間続けてこうしていたい気分。



そんな調子の中の昨日のダンススクールでは、うまく踊れなかった。
習ったばかりの新しいステップが、以前のと、ごっちゃになって、何回も途中で中断。大好きなワルツのことなので余計にショック。
そこで先生の一言、「これが実力ですよ」

客観的見れば、事実を述べただけでしょうけど、聞いているわたしは、こころに残る一言になりました。

今までのわたしのノーミスのワルツ、実は全部勘違いなんだ、とすら考えてしまう。


厳しくおっしゃらなくてもいいのに、人生ここまで歩んできて、もう誰からも厳しい言葉は、頂かなくて結構ですから。



以前、ふみと一緒に映画《Shall we ダンス?》のDVDを見た時に、ふみは竹中直人の役に大ウケ、「ママのダンスのところも、あのボサボサ頭の男が来るの?」
「来るよ」
それから、ダンススクールに行ったと聞くたびに、ふみは決まって「あのボサボサ頭は来た?」と聞いて来るのです。


「今日は来なかったね」と言うと、「来たり来なかったりするんだ」と残念そうに言うふみです。


この前、ボサボサ頭の男性、本当に一人いた。


ほとんど昼間しか行かないわたしは、この前、都合で夕方に行くことに。


見たことのないボサボサ頭の男性がいて、わたしに、「先生は誰ですか?」と声をかけてくれました。

話したら、いつも夕方しか来られない方で、ダンスはもう10年目だそうです。
10年?!ちょっとびっくり、(見た目じゃダンスと結び付かない風貌だけどね)
「今、終わったばかり」と男性が。
なるほど、それでスニーカーに履き替えているんだ。しかも爪楊枝を片手に持ち、もうどこかでお食事をなさって、また戻ってきたのかしら。

「ダンスは、何が好き?」と男性は爪楊枝を持ったままに聞く。

「ワルツです」

「あそう、ワルツで始め、ワルツで終わりって言うもんね」

??、初耳だけど、「そうですか」

「そうですよ、あとは、何が好きかで、占いできるんですよ」

?初耳だけど、「そうですか」

「まーできるというか、そういう占いがあっても不思議じゃない、そういう占いがありそう、な感じしません?」

なんだ、「あ〜そうですね」

「ラテンが好きなら情熱的な人だとか」

わかりやすっ、「なるほど」

「私はね、好きなのどんどん変わるタイプだよな」

ま、お気の毒に、あれ?違うかな、幸いに、「そうですか」

「車だってそうでしょう、どんなタイプの車が好きかで、なんとなくその人の性格がわかるでしょう」

「免許を持ってないもので、車のことは全く」

「あそう、…、あと、これは勧められるかどうかわからないが、いろんなダンススクールに行ったほうがいいですよ、それぞれの良さがあるからというか…」


10年間いろんなダンススクールをふらふらして、習ったダンスを踊るところを、見たかったわ〜もちろんスニーカーじゃなくて。



今日は寒い。今年の冬は寒いんだと予報士は言う。