19㌢

今年の冬は平年より寒いらしい、ふみにブーツを買わないと。去年は北京に行く前にブーツを買って、とても役に立った。


デパートの子供靴売り場で、まず足のサイズを計ってもらうことに。
ふみの足はもう18センチになり、「靴は19か、すくなくとも18.5にしないとね」と店員さんが。

また大きくなりましたね、ふみ。ついこの前、18でちょうどよかったのに。
これじゃブーツだけではなく、結局保育園での外履きのスニーカと、上履きも購入することに。


デパートからでて、その足でレンタルビデオ屋さんへ。
シコふんじゃった」のDVDを借りて帰りました


昼頃からDVDの映画観賞を。
竹中直人が出るたびに、わたしは爆笑してしまう。が、ふみはまったく笑う気はなく、とても真剣に観てました。
「何がおかしいの!」とわたしに向かって(^◇^)
だっておかしいよ、竹中直人の動きが滑稽過ぎるもの、涙がでるほどわたしは笑いがとまりません。

スイミングの時間になって、仕方なくしぶしぶとDVDを停止にして、一緒に出てきました。

スイミングスクールに向かう途中、ふみはずっと相撲の話をしてました。映画の余韻でしょうね。



ふみの鼻水、昨日よりひどくなってますね。
鼻水は早く止まっておくれ〜、また風邪なんて、勘弁してよ〜


スイミングを頑張って、うちに着いた途端、ふみは即DVDを付けて、映画を続きを観る。真剣さは昼の時と変わらない。


寝る前に、ふみは鼻声でまた映画のことを語る。
「みんなマワシのこと、フンドシと言って、青木さん、怒ったね」とふみが。青木さんというのは、竹中直人が演じた役なんだ。
「うん、でも青木さんはあのきれいなお姉さんには怒らなかったね、小さい声で注意しただけだったね」とわたしは言うと、
ふみは「どこでどこで?あのお姉さんもフンドシって言ったの?」と、まったく覚えてないようだ。
その後、ふみは急に目を光らせ、「青木さんがフンドシをすればいいのに、ずっと下痢してるから」
「あっはっはっは、ふんどしはまわしよりトイレの時は便利そうだから?」
「“フン”だから、青木さんは下痢だから…」
あっはっはっは、なんの話しよ。ふみはダジャレより、ほんとうにそういう意味の名称だと思ってるみたい。

すごく笑えた。ふみ、なかなか面白いわ。

でもふみは、この映画はもう観ないと言ってる。珍しいね、今までだと、気に入ったものなら何回も何回も見てたりするのに。

なんで?と聞いたら、なんか最後部員たちみんないなくなったのがさびしいと、悲しそうな顔で答えるふみ。
「また新しい人連れてくればいいよね?」とふみは期待いっぱいの目をしてわたしに聞く。



ふみはやっぱり笑うわたしを理解し難いみたい、「僕笑いたくないもん、何がおかしいの?青木さん下痢で負けたんだよ、かわいそう。でもなんで下痢するんだろう」
「緊張するとお腹壊す、そういうタイプ結構いるんだよ」
「ほかの人も緊張してるじゃん、なんで青木さんだけ下痢して、負けるの?…でも青木さん、ぼくに似てるね」
「どこが?!」
「相手もいないのに、一人でしゃべって、相撲やってたね、へへへ」と。
ふみ、やっぱり面白いや。



パパは今日から三日間関西へ出張中。