祈るわ

細かい雨がぽつぽつしたり、またやんだりの今日です。


夕べ、寝る前のふみは「ママ怒るから、嫌だ」と泣いて、それでも宿題をして眠った。
宿題は、ふみには苦になっていないようで、一安心。

眠ったふみを抱きしめ、「大好きよ」。



泣いたせいか、今朝起きて、ふみのまぶたが腫れぼったい。

冷凍庫から、ちっちゃい冷凍パックを取り出し、ふみの目に当て、「これで腫れがすぐひくよ」
「冷たっ」とふみは笑う。


登園準備しながら、「ふみ、ママ昨日なんで怒ったか…」
「もういいから、忘れよう」
「忘れないで、忘れないでよ。忘れようとするから、ふみにママはいつも同じことを言っても言っても、覚えてくれないのね」
「えぇ〜、もう忘れようよ」


登園道で、雨がぽつぽつ、「うそ〜、夕べの天気予報では、雨と言ってなかったよね」
「だいじょうぶよ、誰も傘さしてないから」とふみが。


最新の天気予報は見れないの、我が家は。なぜなら朝は、ふみの子供番組しか見れないのだ。


保育園の玄関でふみとバイバイして、出て来て少しのところで、登園したSちゃんと会った。
「ふみ君のママ〜」Sちゃんは走ってきて、わたしに抱きついた。


Sちゃんの柔らかい頬を撫で、Sちゃんの整えてる眉毛と、切れ長い目の澄んだ瞳を見ていると、心がほぐれる。


子供に困らせられて死ぬほど苦しかったり、また一瞬で子供に助けられる、わたしです。


ふみ以外の子も懐いてくるたびに、わたしって、子供が好きだなって再確認できる。


柔道の時のU君も、わたしによりかかって、わたしの足に坐って、また時には顔をわたしの膝に埋めて、ほかの保護者が「親子みたい」という。


昨日もU君が、わたしの手を持って、わたしの爪を噛んだりする。
「汚いよ、爪にはたくさんバイキンマンがいるから」、そう聞いてU君はやめるが、またすぐ噛もうとする。


ほとんど見学しているU君に、「U君、もし誰かに、柔道やってるんでしょう?なにをやってるの?と聞かれたら、どうする?」
しばらく黙ったU君は、小さい声で、「うそつくから」と。


なんだかかわいくて、思わずU君のほっぺをいっぱい撫でる。

道場のふみは、相変わらず強い先生ばかり選んで、かかっていく。
相手が大きい先生にもかかわらず、技をかけようと頑張る。投げ出されて、すぐ起き上がって、またかかっていく。
柔道着が乱れて、顔が赤い。ふみはイキイキとしてた。



夕べ、連絡帳に、あやまる言葉と、反省のことばを書きました。

帰ってきた連絡帳には、子供たちがケガのないように、細心の注意を払います との内容が。


保育園の先生というのは、たいへんなお仕事です。



ふみ、もうこれ以上ママが先生に呼び止められることのないように。集団生活のルールを守るように。

あなたは斉天大聖孫悟空が憧れてるのはわかりますけど、ここは下界です、天で思う存分暴れる孫悟空のようでは、下界で生きていけないのです、お忘れにならないように。


わたしは、毎日お祈りします。




今日買った小さいサボテンです。