愛父弁当

今日のふみのバス遠足のため、パパは気持ちを込めてお弁当を作りました。

揚げた鶏のささみ、ウインナー、味付けたウズラの玉子、甘い玉子焼き、茹で野菜、ミニトマト
それにウルトラマンのおにぎり。


まあー、すばらしいですこと。


その茹で野菜、人参とインゲンなんですが、夕べ、バターと砂糖かしら、煮込んであって、一口味見して、わ〜、甘い香りがあって、人参ケーキに大変身。しかもちゃんと面取りしてあって、感心するばかりのわたくしでした。


茹で野菜とウズラの玉子は、夕べ作って置いたものだが、あとのは、今朝早く起きて作ったのです。


パパは、ふみの遠足のお弁当を、手間ひまをかけ、丁寧に楽しく作るのです。
ふみの喜ぶ顔をみたいからでしょうね。


今日がお休みのパパは、ふみを保育園に送ります。
「パパ、今日はわりと早かったね」
「そうだね」
「ふみがさっさとやったから?」とふみが。
最近のふみはこういう“誘導尋問”式が好きみたい。


今日は11度もあって、穏やかで暖かい。


遠足から帰ってふみは、ズボンは泥んこ。
洗っても洗っても、泥や枯れた草や、出て来るわ出て来るわ。


「水族館に行ったんじゃないの?なにこの汚れは」
「外でも遊んだもん」
そうだったそうだった。帰ってきて真っ先に、ふみは拾ったものを見せてくれた。

「ママ、これは栗よね、Hちゃんが言った、栗って、栗よね?」

どうでしょう。
「ふみ、マグロを見た?」
「見た」
「おいしそうと思ったりしてないよね」
「ふふふふ、食べたかった」



ふみに、ザリガニの話をした。
野良猫に襲われたと聞いて、一瞬、ふみはとても嫌な顔をした。すぐ平淡に戻った。
「ママ、立入禁止と書いて置けばよかったね」
猫が日本語が読めればね。しかも読めるだけではなく、守ればね。

「ママ、またザリガニを飼おう、すぐ飼おう、ね?」
はやっ、立ち直るのが。



圧力鍋で作ったスペアリブ。

おいしい〜と、ふみとパパが。
圧力鍋はいいですね、短時間でここまで味が沁み込んで、軟らかい。