お寿司

とうとうパパも発熱…。

ワハハハ、我が家のお正月前の厄払い、やわ。


ふみだけ、何事もなかったかのように、元気。ありがたいが。

親とも倒れて、ろくなご飯も作れず、コンビニか、冷凍食品か、かわいそうと思いながら。

アカンわ、こうなったら、気合で動くしかない。
まず、ふみに馬力をつける何かを食べさせないと。
けどわたしは、作るのはちょっと億劫になって。


お昼は、頑張ってふみを連れて外食を。

ふみは、お寿司を食べたいと。


足元、時たまフラフラしますが、だいじょうぶ、全然だいじょうぶ。そう決めたんだから。

駅ビルの寿司屋さんに行ったら、ランチ時間にて、もう行列ができてました。


ふみは「並ぶ」との一言で、
はいっ。並びましょう。


二人なので、前に並んでる大人数の集団をさきに越して、空いてるカウンターへ案内されました。

ふみは、すでにメニューを見て決まり。あの長い穴子一本が付いてるセットを。

わたしは…、どうしましょう。食欲はないわ。ましてお寿司なんて、こんな時には、ちょっと厳しいわ。

けどカウンターに座ってる以上、食べないのは、ちょっと。

ランチのセットを研究して、一番質素そうなのにしました。


待ち遠しいふみは、カウンターに頭を伏せて、「ママ、また“来ましたよ”って、僕を騙して」

「来ましたよ」

「お皿も置いたりして騙して」


「お客さん、お待たせ、来ましたよ」“ダ〜ン”とお皿を置く。

ふみは目をつぶったまま、笑う。


カウンターの中のおじさんは手早くお寿司を握りながら、「お兄ちゃん、お腹すいたのかい、すぐだよ、もうすぐ、もうちょっと頑張って」


(≧∇≦)


目の前の長方形のお皿に、彩りのお寿司を眺めて、なかなかお箸が進まないわたしです。


ふみはというと、ほんとうに美味しそうに、幸せそうに、頂いてます。

よかった〜、わたしも頑張って、干ぴょう巻きを。

だいぶ残しました。干ぴょう巻き以外のは。

カウンター席なのに。(-_-)
座敷だったら、もうちょっと気楽に残せたでしょうけど。


残したものを紙できれいに被って、「なるほど」と、それを見たふみは言う。


お店を後にしたら、わたしは、本当にだいじょうぶだと感じて、調子に乗って来ました。そうだ、デパートへ行こう。


もう12月に入ったと言うのに、わがやのお歳暮を、まだ頼んでいないのです。

11月以内するつもりだが、ふみが20日から病気になって、全くの予想外で、いろんな予定が乱れて。やっぱり“善は急げ”ですね。時間と体力がある時やっておかないと、いつなにがあるかわからないですから。


そのまま電車に乗って新宿へ。


お歳暮の手配を済ませて、うちに戻って、もう夕飯の時間です。

パパにお粥、ふみにチャーハン。

パパは熱が上がって、すぐ横になって休んで。

ふみはまだ寝るには早いので、お喋りしながら、“吸血鬼”の話しになって、ふみは初めて聞くと言う。


説明してあげたら、ふみは、“吸血鬼”の絵を描いて見せてくれた。

「え〜〜、これ、かわいいじゃない、違うよ、もっと、ずっと怖いよ」と言って、わたしは描いて見せる。

えっ?〜〜、頭に浮かんだ映像は、こうじゃなかったよ。なんだかわたしは、絵がだいぶヘタになったな。



今日は東京の最高気温も一桁になり、この冬の一番の寒い日になって。


今朝、千葉の知人が、おうち近くの、辺り一面の霜の写真を送ってきました。