本門寺
今日は、池上本門寺に行くことに。
大学から何回も行くチャンスがありましたが、なにかしら逃がして。
やっと今日に。
11時に最寄り駅のホームに立って、スマホは、家で充電のままだと気付き、
ふみ、「取りに戻ってもいいよ、ぼくは別に平気だから」
「そーよね〜、せいぜい30分?長〜い人生に、30分は…」
「なにが長い人生よ、前、人生は短いんだからって言ってない?そんな長かったり短かったり、言い訳はやめたほうがいいよ」
(_ _)はいはい。
歩いてうちまで、スマホを持って。
むしてますね。今日は。
好きな久世光彦の演出の向田邦子のドラマシリーズには、冒頭にかならず 黒柳徹子のナレーション「あの頃、我が家は池上本門寺の長い階段をのぼりつめたところの…」、
同時に小林亜星の音楽も流れて。
今日、その階段に会えるのも、一つの楽しみです。
五反田から、東急池上線に乗り換えて。
ふみは、ずっと運転室を覗いてました、
洗足駅、そういえば昔、ふみとこの駅に降りて、入院中の知人のお見舞いに行ったことがあります。
商店街があって、昔ながらの古き良き街並みですね、池上沿線は。
雪が谷大塚の次の駅は、なんと、御嶽山という駅です。
なんででしょ、あの御嶽山と、なにか関係があるのかしら。
着きました。池上駅。
ふみは、お腹空いたお腹空いたと連呼。
今のふみ、とにかく食べることは何より大事です。
分かりやすい味、道端の中華屋さんなりの。
煎餅屋さん、くず餅屋さんが何軒もあって、ここの名物のようです。
本門寺前の橋から。
現れました!あの階段。
「ぼく、何段か数えて来る」とふみは走り出す。
わ〜、この階段だ!些か感動。
加藤治子と田中裕子、お話ししながらゆっくり一段一段を下り、
小林薫がハットを被ってゆっくり上がって行く、
“女学生の私”は軽快に走って上がるところに、トクヤの渡辺えりこと会い、渡辺えりこは決まって踊り場で一回転ぶ、
…
ふみは、すぐまた降りて、今度はわたしが登る。
「あの頃、我が家は池上本門寺の…」
(ふみが撮ってくれた)
本殿にお参りして、
境内の茶屋で一休み。
ここの氷、今流行ってる、削るタイプで、細長く、ふわふわ軟らかい、口に入れてすぐ溶ける。
頼んだこの小豆ミルク氷は、わたしの今まで食べた氷の中で一番美味しいです。
雨、時おりパラパラ。
うちに着いて、夕飯のレンコンの挟み揚げを作って、
火の鳥のような夕焼けに、びっくり。